「醸し人九平次」を幸運にも入手できたわけですが、それにはちょっとした伏線があります。
実は、地元の酒なのに、なかなか手に入らないイライラから、昨年11月下旬、蔵元、「萬乗醸造」を急襲したのです(笑)。
そう言えば、その昔、織田信長が今川義元を急襲した「桶狭間」に近い方面ですね(あまり、関係ないか、笑)。
土地勘が全くない所なので、ナビを頼りに。近くに行くと、民家が建ち並ぶ路地に入る指示が・・・・・、正直、「このナビ、ホンマかいな」と思いながら、自分の感覚では「一方通行」になる位、狭い路地を進む。対向車とスレスレでしたね。
つきあたりを右に回ると、酒蔵の表門が。
門をそっとくぐると、何人かの社員さんが、自分には目もくれないほど急がしそうに動いていた。
すると、ここのおかみさんらしき女性が現れたので、声を掛けた。残念ながら、当蔵元では直販していないとの事。ガチョ~ン!
でも、親切に一番近い取扱い酒店を教えて頂いた。
「よっしゃ!」と意気込み、車で20分ほどのその店(この度、めでたく入手できた)に向かった。
ところが、その日は定休日だった。またしても、ガチョ~ン!
ま、そんな経緯があったんですよ。
母屋もなかなかどっしりと風格のなる蔵元でした。
さぁ、この「醸し人九平次 純米吟醸山田錦」のお味は?
日本酒の理想的な旨さ、と言えば、あまり現実的ではありませんが「水の如くサラッとして・・・・・・・・」というのが通説?ですよね。
でも、この「醸し人九平次」はその通説を根底から覆す。
このブランドの立ち上がりは、まだ比較的浅く、誕生して僅か十数年です。
ある蔵元さんの方から聞いた話なんですが、
初め、地元の酒屋さんに酷評され、散々でしたが、東京に打って出たところ、コレが当り、大評判になった。だから、地元には余程でないと出回らない、と。
保守と革新の対立って、どの分野でもある話ですね。
語弊があるかもしれませんが、このお酒は、間違っても居酒屋で一人、チビチビ飲む酒ではありません。
自分は、タバコを吸い、嗅覚がダメなので、「香り」は正直、解りませんが、「醸し人九平次 純米吟醸山田錦」のテイストは、一言でいうと、
Gorgeous
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