Daysには、何故か夕方に訪れる習慣が付いてしまったが、今回は、所用で都心に出かけた帰り、日がまだ高い時間に寄った。
暫く、マスターと雑談を交わしていたが、その内にジャズ・モードへ。
以前から、気になっていたスティーブ・キューンの話に。マスターのお気に入りの一人でもあります。
そのマスター、一押しのアルバムが、この‘Childhood Is Forever’。前からその評判を耳にしていましたが、聴くのは初めて。
さすが、マスター自ら、サインを求め、惚れただけはありますね(笑)!
キューン本人も「これが、一番!」と言っていたそうです。
うぅ~ん、これイイです!!! なんでも、他にもサイン入りが10枚ほどあるそうですよ。
それから、このレコードに。
確か、80年代後半に出回った一種の海賊盤(イタリアの?RARETONE’)。
他にK・ドーハムの‘Blowin' From New York 1964,Vol.1’等もあり、こちらはリアルタイムで入手しましたが、このゲッツ盤は見落としました。
メンツが凄いですね!S・GETZ(ts)、S・KUHN(p)、S・LAFARO、R・HAYNES(ds)。
当時のゲッツ・クァルテットですかね。フロントにKUHNの名が無いのがチョット・・・・・・・
何かワケがあるのでしょうか?
但し、このメンツではB面だけですが。
1961年7月3日、ニューポート・ジャズ・フェスティバルでのステージです。
音質はこの手のものとしては及第点を付けられます。ゲッツ18番の「エアージン」でのテナー・ブローも凄いけれど、キューンの負けじとばかりに燃えるような新感覚のソロが聴きもの!
さて、注目のラファロのbですが、及第点とは言え、決して良好とは言えない音質でも、その存在感は些かも落ちていません。
で、この「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」終了の二日後、ラファロは交通事故により、僅か25歳でこの世を去ってしまう。
つまり、ラファロを聴く事ができる最後の音源として、このレコードが持つ存在価値は計り知れないほど大きいですね。