ずーっと気になっていた白いドラム缶の正体がわかりました。
大型スーパーが2店舗ありましてその連絡通路側の出口付近に設置されていた白いドラム缶、ずっと気になってました。いつ頃からあったのかさだかではありませんが、隣のスーパーとの行き来に視界の隅にずっとありました。とりあえずその実物を見てください。
蛇口が付いているので手洗い機かなとは思っていました。時節柄とは思いましたが、なぜこんな場所に手洗い器が。本日そのメンテの様子に出会いましたので、その情報を報告いたします。
側面はバカっと大きく開いていました。中には大きめの白いポリタンクがいくつかと複雑な配管といくつかの機器が内蔵されてました。メンテの様子を眺めていると、係りの人と目があいました。
私『ずっと気になっていたのですが、内部はこんなになっているのですか?』
係員『そうです。時々メンテが必要になって。こちらのタンクに不用の水が溜まります』
私『え?そうすると洗う水もここに?』
係員『新しい水はこちらのタンクにあります』
私『そうすると自己完結型ということですか』
係員『そうです、必要なのは外部電源だけです』
私『そうすると不用の水があふれたり、予備の水が足りなくなったら?』
係員『センサーがありまして、その他故障したりすると24時間体制のセンターに連絡がいきます』
私『え、そうするとお宅はメーカーの方ではなくて』
係員『ここの保安員(大型スーパーの)です』
私『なるほどうまくできてますね。新しく機器を導入するにしても、水道や排水管を改めて設置ということになると、スーパーの構造上むりですよね、それでないと導入許可にはなりませんからね』
保安員『時節柄このような機器の設置が必要でしょうね』
私『でもそうすると保安員さんの方の仕事が増えるということに』
保安員『この内側に取扱説明書もありますから』とタンクの内側のある説明書を示しました。
画像でタンク上部のブルーのライトのサークルが見えますが、使用できないときはレッドのサークルに変わるそうです。タンクの下の黒いマットも業者が設置したそうです。
メンテ中は大きく内部が見えましたが、内部を撮影してもよいか保安員には判断できないと思い、隣のスーパーで買い物をしてから帰りに撮影しました。
保安員の仕事に迷惑にならないようにこの辺で切り上げました。
説明を受けた範囲で仕組みを解説します。
まず手を洗います。その使用した水をフィルターなどでろ過し、紫外線や塩素で消毒、高度の除菌をするそうです。まず水をろ過して使えない水を分離、そして殺菌してまた使用するといった形で循環していくそうです。それぞれのステップで常時監視されていて、メンテやトラブルはセンターに24時間で連絡がいくそうです。
設置してもらう企業にしてもコストがかかりすぎても困ります。なかなかうまくできた仕掛けですね。買取かリースかレンタルか保安員はわからないそうです。
どうも、日曜日のTBSの「がっちりマンデー」でよく紹介される、新しい企業の頑張っている最前線の現場を見たような気がします。
勉強になりました。