新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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Teppei窯「急須」

2023-10-11 18:26:29 | ショッピング

長年のお茶党である私は、秋になるといよいよ熱いお茶が飲めると嬉しいのです。が、今年初めて大失敗をしてしまいました。近年使っている常滑焼の急須を洗ってお茶を入れるかと蓋を取ったらなんと、中にヘドロ状の液体があるではありませんか。夏前の最後にお茶を入れてそれを飲むのを忘れてひと夏を過ごしたのであります。夏は通常麦茶かミネラルのドリンクなどを冷やして飲んでおりますので急須はほったらかしです。

急須の半分に残ったヘドロ状のものを捨てて洗ったのですが、茶こし部分と注ぎ口の間が洗えません、茶こし部分歯ブラシで洗いましたし、注ぎ口から専用のブラシを入れて洗いましたが、このヘドロ状のものをきれいに洗うことは到底無理です。暑いお茶を入れればヘドロのにおいや味がするのではと、もったいないですが常滑焼の急須は捨てることにしました。

予備の万古焼の急須でお茶を入れましたが、小ぶりでお茶の量が少なく物足りません。急遽行きつけのお茶屋に行きましたが、普段愛用するレベルの急須など置いてはありません。百貨店の銘品コーナーに探しに行くかと思いました。なじみの女店員とそのくだりを話していて、つい昔購入した急須専門の窯で作った作家物の急須を自慢してしまったのですが、そこで言われてしまったのが、置いておかないで日用雑貨は使わなくてはいけませんと。で、先ほど押入れを探して秘蔵の急須を使うことにしたのです。佐賀県のTeppei窯の小野鉄平さんの作品です。作家さんの解説でまず1時間ほど水につけてくださいとのこと。茶渋が付かなくなるそうです。そろそろ1時間立ちます。お初を入れてみます。このようなことを初釜と言ってはいけないでしょうか。あははは。

Trppei窯のあかし。

蓋のつまみも急須です。

急須の茶こしはこれでなくては。網では金っ気がするようでいけません。

自分で急須を使うようになって55年は経つでしょうか。もっぱら万古焼と常滑焼を愛用してきました。

15年ぶりに箱を開けてびっくり、普段使いの3倍の値段で購入していました。あははは。


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