新鹿山荘控帳

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戦闘機「雷電」パーツ見学記①

2020-08-06 18:02:04 | ウオーキング
昨日報告いたしました戦闘機「雷電」のパーツ、神奈川県座間市に展示されておりますのを昨日見学してきました。
戦闘機といいましても機体の一部でありまして、イメージはわかないのですが、それでもジュラルミンの機体の一部に加工されている様子を見ますと状況が厳しい中でも精一杯の製作をしていたと、当時の苦労を思うことができます。
展示品を見ているうちにいくつかの疑問がわきましたので、展示担当課を教えていただきました。生涯学習課の担当者に親切にいろいろ教えていただき、訪ねてきたかいがありました。また更に面談の後、当時の海軍高座工廠の一部であった芹沢公園の中に保存されている地下壕を外からでしたが覗くことが出来ました。では報告を。
1.1階ロビー奥の展示

あれ!と思われるかもしれませんが、これが「雷電」のパーツです。海軍高座工廠の関係者のお宅に保存されていたものです。大変保存状態の良いものです。
2.パーツの該当箇所

3.同模型により

赤い部分です。
「雷電」は高高度で来襲する敵爆撃機を迎え撃つため上昇力、出力、火力を重点に開発されました。大型のエンジンを搭載するため、かなり胴体が太くなっております。
4.パーツの裏側も見えるように。

展示照明の関係で、色が変わっていますが、実物はいわゆるジュラルミン色です。
5.同アップで。

リベットの打ち方が精密であることから実装品ではなく工作見本ではないかと鑑定者が指摘しています。
また、解説では当時珍しい「+ねじ」が使われていると書かれていたので、じっくり展示品を探したのですが見つけることができず、展示担当課に伺ってその辺のことをおたずねしたのであります。
担当者の方からは、+ねじは機体の内部に使われていたようで展示品にはないとのことでした。まだまだ貴重な+ねじですからエンジン関連とかに使われていたのではないでしょうか。
また海軍高座工廠やその疎開先の地下壕での部品製作をしていた台湾少年工の工員の様子とまた内部照明の様子もお聞きしました。外から内部を見学できるということでそのまま、地下壕の見学に向かいました。
地下壕の保存されている芹沢公園は鳥撮初期のころよく撮影に行った公園です。当時も壕の存在は知っていましたが、その頃は単に防空壕かと思っておりました。
地下壕の様子はまた明日以降で紹介します。

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