新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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「昭和の名人 十代目金原亭馬生(弐)」

2009-08-20 18:02:22 | 芸術鑑賞
二日遅れで買いました。好きな噺家の一人でしたが、円熟といいますか名人になる前になくなってしまいました。六十歳・七十歳にはどんな噺家になっていたでしょう。残念でなりません。

本巻の演目は、
①首ったけ
 廓噺。廓に遊ぶ男の見栄の話。どうも聴いたことがない噺です。好きになるかは聴いてみないと判りません。

②佐野山
 十両筆頭まで出世した佐野山。旦那が付かず母親が病気になり薬代に困り、のまず食わずで成績も下がり引退も。名横綱谷風梶之助が情けの取り組みを。
 馬生の持ちネタのひとつで、私も聴いたことがあります。こういう人情話は好きです。

③初天神
 初天神に子どもをつれて出かける父親。親子の会話、特に生意気な子どもの会話がとても良いです。他にも職人の父親と生意気な子どもとの掛け合いの噺は沢山ありますが、ある意味羨ましい気持ちになります。
(写真の後に、残念なお知らせがあります)



この第17巻は川崎駅前のあおい書店で購入したのですが、平積みされた本に全てビニール紐で十字に縛ってありました。色々な本屋で今まで16巻を買いましたが、こんな処置がされているのは初めてです。
店員に聞きますと、添付してあるCDを外して万引きするやつがいるそうです。あるいはアイドルや女優の頁だけを切って持って帰るやつがいるそうです。本からCDを外すだけでも大変なのに、書店でどうやってCDを抜き取るのでしょうか。
書店では対抗上、ビニール紐で縛っているそうです。たぶん落語のCDは、中古書店に売りに行ってるのでしょう。あきれてしまいます。

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