夕刻、内田康夫の「教室の亡霊」一気に読了しました。
帯によりますと、大分県・教員採用汚職事件の容疑者逮捕は本連載開始から3ヵ月後のことだそうです。
教員採用汚職事件ともう一つのテーマが「モンスターペアレント」です。近年の内田康夫の小説は、社会問題を事件に先駆けて取り上げられており、中にはうんざりするテーマが詳細に取材されており、読みたくなくなることも度々あります。その背景を理解せずには事件は始まらないのですが、読み進むうちに自分も当事者になって行くような辛い気持ちになります。
それも社会問題を内田康夫が的確に解剖しているからでしょう。またタイムリーな採り上げ方からでしょうか。ヒロインの若い臨時職員の女性が可哀想になります。
今回は登場人物が、他の作品に比較してそれ程多くなかったので、ミステリー的には少し物足りない読了感になりました。それも早く読み終えたのかもしれません。
3月25日の発売の「神苦楽島(上下)」は週刊文春連載中から複雑な内容で真面目に読まなかった理由でもあります。こちらも発行が楽しみです。
帯によりますと、大分県・教員採用汚職事件の容疑者逮捕は本連載開始から3ヵ月後のことだそうです。
教員採用汚職事件ともう一つのテーマが「モンスターペアレント」です。近年の内田康夫の小説は、社会問題を事件に先駆けて取り上げられており、中にはうんざりするテーマが詳細に取材されており、読みたくなくなることも度々あります。その背景を理解せずには事件は始まらないのですが、読み進むうちに自分も当事者になって行くような辛い気持ちになります。
それも社会問題を内田康夫が的確に解剖しているからでしょう。またタイムリーな採り上げ方からでしょうか。ヒロインの若い臨時職員の女性が可哀想になります。
今回は登場人物が、他の作品に比較してそれ程多くなかったので、ミステリー的には少し物足りない読了感になりました。それも早く読み終えたのかもしれません。
3月25日の発売の「神苦楽島(上下)」は週刊文春連載中から複雑な内容で真面目に読まなかった理由でもあります。こちらも発行が楽しみです。