新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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昨日の出来事です。ヒューマンエラーか?

2018-04-25 18:02:25 | 閑居閑語
昨日の出来事です。忘れないうちに急遽投稿です。
雑用で最寄駅前のATMに出かけました。所用を済ませ外へ出ますと駅前広場にある公衆トイレの非常ブザーが鳴りだしました。この公衆便所2年ほど前に立てられたこぎれいなトイレです。その入り口の上部にある黄色い信号灯が点滅しブザーが高らかに鳴ってます。

その入り口に一番近いところにいたのが私です。トイレの中で何かが起こっています、と言うことですよね。年配の女性も近づいてきてくれました。
取敢えず男性用の方へ入ってみました。床には誰も倒れていません。大の扉は2枚あります。右側はかぎ付きの扉で使用できる風ではありません。扉の下から覗くと箒やモップが見えます。用具置き場のようです。左側の扉のハンドルがなく、「使用できません」の張り紙が貼ってあります。結局男性用は何事もないようです。

まだブザーはなってます。先程の女性が私を待ってました。彼女は女性用の方を覗きに行くか迷ってます。交番が近いので彼女がお巡りさんを呼びに行きました。入り口には私が立っています。ブザーは鳴ってます。それで見駅から出て出てくる人や駅に入っていく人は、こちらをちらりと見るだけで通り過ぎて行きます。
私は別にこれから用はありません。行きがかり上付き合うことにしました。

女性と若い警官が来ました。「男子用には何もないようです」と言いますと、警官は男性用を念のためでしょうか覗きに行ってすぐに出てきました。
女性が「女性用を確認しましょう」と警官を誘って一緒に入って行きました。若い警官も「入りますよー」と大きな声を出して中に入っていきました。ドアを開けて中を確認しているようです。何も無いようなのでついて行ってちょっと覗いてみました。
警官が中の洗浄便座のボタンをいじっています。私は入り口付近に戻って二人を待ってますと、突然ブザーが鳴りやみました。

手を洗って出てきた警官が説明してくれました。自動洗浄の操作パネルの横に、非常ボタンがあってそれが押されたままになっていたとのことです。さらにトイレは流してなかったそうで、トイレを流すボタンと非常ボタンが並んで近いので、押し間違えたのではと言うことでした。

先程の女性が、非常ボタンを止めるのはどうやってするのと言う問いに、若い警官がそのとめ方を説明してくれました。女性が「そういえばブザーが鳴った時女の人がトイレか出てきてすれ違った」と言い出しました。多分その人がボタンを押し間違えて、さらにそのことに気が付かなくて用を済ませてたと、トイレから出てきたのだということになりました。
後で聞いたのですが、手伝ってくれた年配の女性は以前トイレで倒れたことがあったそうです。他人事では無かったようです。

最後にお若い警官が別れ際に、「トイレで人が倒れていた場合はまず救急車を呼んでください。交番に連絡されても、私たちが119番することになり、余計な時間が掛かってしまいますから」とのことでした。
ま、何もなくてよかったです。この事を誰かに話したくなりまして、20年来付き合っている駅前のお茶屋さんの店員たちに、さっそく話に行ったのは言うまでもありません。

今回の騒ぎの反省。
年配の女性が一緒になって声をかけてくれたから中を探せたのですが、男性の私が一人の時はどうするか。通りすぎて行く人たちの中から協力してくれそうな女性を見つけなければならいことになります。
トイレの配線工事の都合でしょうか、洗浄ボタンと非常ボタンを並べて配線してしまったのでしょう。うっかり押し間違えないよう、設置場所のデザインも考えておくのが肝要です。
「コックピットで発生するヒューマンエラー」と言うほど大げさなものではありませんが。
コメント
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