新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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DVD「オデッセイ」

2017-05-01 17:17:54 | 芸術鑑賞
春雷が鳴り、強い雨が降り出し、TVでは春の嵐が来ているとの予報でしたが、先ほどから晴れています。
強い雨と空が暗くなってきましたので、早速買っておいた「オデッセイ」を見ることにしました。

【物語】
火星での探査ミッションで死亡したと判断されたワトニーは、奇跡的に生きていた。火星に取り残され、次に有人機が来るのは4年後。食料も酸素も絶対的に足りない。彼は生きて地球に帰ることを諦めなかった。ワトニーが生きていると知ったNASAや仲間のクルーはわずかな可能性を信じて前代未聞の計画を実施する。

絶望的な状況の中で、人は生きることのこんなに懸命になれるのかと言ったことがメインテーマでしょうが、サバイバル映画として大変面白かったですし、火星の景色が大変美しかったのですが。
想像では、もっと取り残された彼の内面的な葛藤を強く書かれているのではと思っていました。
うがった想像をしますと、まず、火星に一人残された宇宙飛行士が無事生還するストーリーを完成するには、どのような条件や設定を見ている観客に納得させられるかと言った課題を、ライターや元宇宙飛行士やNASAのOBを集めて検討して書き上げたシナリオを作ったのかなと思います。
彼が植物学者であったり、数年前に着陸した探査機が砂の中に無事使用できる状態で埋もれていたりと、都合良すぎると思うところもありますが、逆に400日以上(火星時間で)生き延びて生還させるにはこのような仕掛けをしなければならないのでしょう。

また彼の救出作戦に中国の宇宙船が協力するところも、なんとなく時代だなーと思ってしまいます。
ともかくスケールの大きな火星の風景や、彼が生き残るために計画した数々のテクニックなど面白いとこ満載です。
大型のTVで見たかった142分でした。
主役はあのマット・デイモンでした。

コメント
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