新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

初見「ビンズイ」

2012-11-17 17:17:17 | 里の鳥
初見の鳥を紹介できることは嬉しいのですが、今回はそれにもましていいことがありました。

鳥見に出かけると、現地でカメラマンに出会っても大抵不愉快なことになりますので、積極的に話しかけることはありません。むしろ地元の古老や農家の方と親しく話すことが多いのです。昔からブログをお読みの方はそんな話題が時々登場するのをご存じでしょう。

さて先日、ため池の堰堤で水鳥を探していますと話しかけてきたバードウオッチャーがの男性がいました。40代くらいでしょうか。それとも平日の午前中です、もっと年配の方かもしれません。
その方は、昔はカメラで鳥撮を趣味にしておられたようですが、たまたまブログで紹介した写真が原因で、その鳥のポイントにカメラマンが大勢集まってしまい鳥が逃げてしまった事とか、その場所に工事が入ってしまい営巣地が破壊されてしまったとかで結局撮影をやめたそうです。現在はスコープで鳥を眺めることにしたそうです。

そんなことから、一人歩きの私と一致する点が多く1時間ほど話し込んでしまいました。自宅もどうも1時間と離れていそうもありません。
5年鳥撮をしておりますが、こんなに気持ちよく話せたことはありません。

堰堤での談笑中に堰堤のがけ下でさえずりが聞こえました。彼が「ビンズイだ」と教えてくれました。20メートルほど下の枝に緑色の小鳥がとまっています。と言っても小さくて、やっと見つけたほどです。


「ビンズイ」です。羽がもこもこしているので若鳥かもしれません。
聞きなれない和名の場合、図鑑で調べてその意味を探っているのですが、ビンズイを漢字で書くと「便追」と書くそうです。何故でしょうか。
「ビンズイ」の良く似た鳥に「タヒバリ」がいます。「タヒバリ」はよく見るのですが、こちらは初めてです。大きな違いはその色ですが、もっと顕著なのはその住む場所が違うと図鑑にはあります。

その後、若鳥ではなく成鳥を見たいと何度かそこへ通ったのですが、見つけられていません。
コメント
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