新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

消えていく画像とカラーグラビア

2011-03-19 18:14:26 | 防災関連
たまたま寄ったコンビニで、本来月曜日発売の「週刊現代」を購入しました。発売日が祝日の場合前日になるのですが、緊急性を考えて今日土曜日発売したようです。

カラー・モノクロ・特集105頁の特集になっています。保存第1号です。

震災後TVで延々と現地の惨状が流されました。でも流れてしまうのです、画像が。で、取材の対象が被災者の方に移っていいってしまいます。
この週刊誌のグラビアでじっくり現地の惨状を見ると、その物凄さに戦慄を覚えます。物凄い数の犠牲者がいたのでしょうが、TVでは放送されないようにしていたのでしょう。本誌では、崩壊した家のなかでマットレスの上で毛布に包まれた状態で二日後に発見された女性、自宅の階段の下で横たわっている男性、瓦礫の中からゴム長の底が見えていて赤い目印がつけてある犠牲者。1万人以上の方が亡くなっているという現実を、はっきり読者に見せ付けています。

また上空からの広範囲の冠水の写真や焼け跡、住民二人がスーパーのカートに老人を乗せて水の中を運んでいます。十数頁の写真は全て紹介したいくらいです。
本文記事も、TVでは紹介できないようなルポや背景紹介の記事が続いています。もちろん政治家のどたばたもです。読み応えのありそうな記事が延々とありまして、これから読む事になりますが、一つだけ読了した記事があります。
仙台に住んでいる(知りませんでした)伊集院静氏の寄稿が読ませました。
記者でもなくレポーターでもなく学者先生でもない小説家が、仙台で震災に巻き込まれその生々しい被災状況と、被災者側から政府や報道機関に対する気持ちが書かれています。

TVは瞬間瞬間の情報です。すぐに消えてしまいます。最新の情報といった印象を持ちますが、かなり薄っぺらい情報だという事が良くわかりました。それも

ここで、先日紹介した千葉の知人から電話がありました。液状化現象でガスと水道が止まっていたのが、今日の工事で開通したという知らせでした。

今晩全て読んでしまいます。
ポストも文春も読んでみたいです。
コメント
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