Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

自作のweb漫画、長編小説、音楽、随想、米ラジオ番組『Coast to Coast AM』の紹介など

流行り言葉の今昔

2013-04-23 21:32:19 | コラム

最近ネットで「激おこぷんぷん丸」という言葉がイラストつきで流行っています。
出来心にも程がある完成度の低さに内心「つられないぞ」と葛藤が生まれるものの、その語感の良さについついニヤリとしてしまいます。

流行り言葉といえば空気が読めないという意味の「KY」はいくらなんでもひどすぎました。
ネガティブな言葉ですし肝心の「ない」の部分がアルファベットに入っていないし、新聞の紙面でおじさんたちが政治家を揶揄するのに使う様は色々といたたまれない気分になりました。
それでいうと「激おこぷんぷん丸」は楽しくて良いです。

ところで、流行り言葉を生み出すのは若者です。
「イケメン」は例外中の例外として、その多くはせいぜいもって数年の儚い命ですがある一定の傾向があります。
驚きをあらわしたり何かがすごいとかかっこいいと言いたい時の表現が多いのです。

例えばもはや流行語以上に定着した感のある「マジ」や廃れてしまった「超」などがそうです。
ネットでは「ガチで」という言葉も目にしますが、やや某掲示板のオタク系の男性が使う傾向が強い印象です。
その他も半端無いが略されてしまった「パねえ」なんていうのも時々目にしました。

随分前にジョン・トラボルタ主演の「サタデー・ナイト・フィーバー」を観た時にこんなシーンが有りました。
ダンスパートナーの年上ヒロインが「スーパー(超いかすわ)」といった時、トラボルタ演じる主人公が「最近じゃメガっていうんだぜ?」と返します。
今ならきっと「クール」が使われるんじゃないでしょうか?

死語となった流行り言葉としておなじみの「ナウなヤング」ですが、近頃はもはやよくある死語として挙げる事自体が定番すぎてやや恥ずかしくなってきています。
こうして死語として顧みられることすら無くなった時に本当の意味での死語になってしまうのでしょう。

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※web小説‐伝承軌道上の恋の歌‐初めから

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