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静岡ピカデリー1・2・静岡小劇場
所在地:静岡市葵区七間町14
建設年:1957(昭和32)
閉館年:2011(平成23)
備考 :ピカデリー1:463席/ピカデリー2:315席/静岡小劇場:90席
Photo 1992.4.9
1957(昭和32) 静活文化会館として開館。映画館(静岡大映劇場)、アイススケート場(地下)、プラネタリウム(屋上)が入った静岡で初めての複合文化施設だった。
1965(昭和40) 最上階にあった喫茶店が改修され、静岡小劇場が開業。
1967(昭和42) アイススケート場「静岡アイスパレス」の跡地に静岡名画座(後の静岡ピカデリー2)が開業。
1970年代に静岡大映劇場は大映の倒産を機に静岡松竹となり、その後、静岡ピカデリー1となった。
上写真の時点では静岡松竹と静岡ピカデリーという看板が見える。また写真左上の屋上には、鉄製の階段のある塔状の構造体があったが、なんのための施設・設備だったのかは知らない。ネットで検索した限りでは分からなかった。
建物上部が引っ込んでいてベランダ状になっており、その軒裏にツバメがコロニーを作っていたことでも知られる建物だった。
Photo 2011.9.22
静岡ピカデリーは、静活のシネシティザートへの移行に伴い、2011.10.2に閉館。2枚目、3枚目の写真は閉館直前のようす。屋上の南端に見えるドームは当初、プラネタリウムだったもの。プラネタリウムとしては短期間で営業を止めてしまったようで、その後はイベントスペース等として断続的に使われていたようだ。
Photo 2011.9.22
写真右端はミラノ座の建物。静岡ピカデリーの建物とは屋上の渡り廊下で繋がっていた。この渡り廊下がどのように使われていたかも知らない。観客などの行き来に使われていたのか、従業員のためだったのか、非常用通路だったのかなど、諸々知らないまま、ミラノ座とピカデリーの建物は同時期に解体された。
静岡ピカデリー1・2 (港町キネマ通り)
静岡市の映画館 - 消えた映画館の記憶
静活 - Wikipedia
備忘録に代えて:静岡ピカデリー屋上のプラネタリウム跡
静岡の建築
#失われた建物 静岡県 #映画館・ホール
1枚目の「アニメック」で当時バイトしてました。
店の前にある赤白のスクーター、店員のですね。
2枚目写真の右奥に扉があり、登っていくとスクリーン裏に出る従業員専用階段がありました。
屋上の構造物は静岡文化会館時代のネオン看板兼展望台です。屋上にあった小劇場が喫茶店だった頃の名残です。老朽化の指摘を受けて、先に撤去されました。
昭和30年代には隣の屋上にバッティングセンターがあり、屋上の渡りはその通路です。
隣には静活本社も入っていて、実は地下にも通路があり、向かいのオリオン座とも繋がっていましたが、晩年は老朽化で水が溜まり通交不能でした。
当時の詳細なお話をお教え頂きありがとうございます。
広告塔は想像できましたが、あの台が展望台だったのはちょっと驚きです。
バッティングセンターへの橋だったというのも意外でした。
地下通路で三つの建物がつながっていたというのも初めて知りました。
昔の建物には今ではちょっと考えつかないものがあったのですね。