旧カフェー「錦水」・旅館錦水
所在地:墨田区 墨田3-11-6
構造・階数:木・2
建設年代:戦後まもなく
解体年代:1998〜2000(平成10〜12)
Photo 1994.4.17
旧玉の井のカフェー建築。下記書籍によれば、かつては「錦水」という名で大店だったという。赤線の廃止後は同名の旅館になっていた。やや狭い路地にあったため全景は写せなかったが、2階バルコニーのコーナー部が丸められているあたりはカフェー建築らしいものだった。また玄関も斜めに引っ込んだ形で、ちょっとお洒落な造りになっていた。
写真の時もまだ旅館の看板は掲げてあり、住宅地図でも旅館錦水として記載されていたが、90年代末には廃業したらしく、2000年代初めまでに解体された模様。現在、一帯は静かな住宅地になっている。
『玉の井色街の社会と暮らし』日比恒明 著、自由国民社、2010
Tokyo Lost Architecture
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