
旧 岡田石炭KK/旧 讃岐食品
所在地:江東区 佐賀1-1-7
構造・階数:木・2
建設年:戦前
解体年:2019(令和元)
Photo 2017.11.23
隅田川沿い、川に背を向けるかたちで建っていた洋風建物。立派なファサードだったが、切妻屋根2Fなのでやはりいわゆる看板建築だったのだろう。
1990年代以降は個人の建物として住宅地図に掲載されていたが、1970〜80年代は(株)讃岐食品という会社。1960年代は岡田石炭KK、戦前の火保図には岡田商店として記載されている。
切妻面を隠すよう山型のゲーブル(妻壁)がデザインされている。窓は縦長で上下2段それぞれが引き戸になっていた。柱や壁面には石造りのように継ぎ目の線が入れられているが、側面は装飾がなくのっぺりしている。
下記、「ぼくの近代建築コレクション」には1989年時点の写真が掲載されている。この頃は1階玄関は中央にあり観音開きだったが、その後、開口部は左手に伸ばされさらにシャッターが付けられたという。1階部分のデザインが冴えないなと思っていたが、かつてはシンメトリーなデザインだったと知り納得。
裏側が川に面していたので、もしかするとかつては建物裏で荷揚げをしていた倉庫兼用の事務所だったのかもしれない。
讃岐食品、他/佐賀1丁目 - ぼくの近代建築コレクション
アクトデザイン凛太郎のブログ 佐賀〜深川〜清洲 散策Ⅰ 旧讃岐食品
Tokyo Lost Architecture
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