夢と希望と

そして力と意志と覚悟があるなら、きっと何でも出来る。

……むぅ。

2011-06-10 | 中身
 声優の川上とも子さんが、6月9日16時45分に御逝去されました。死因は卵巣癌との事ですけれど……残念極まりない思いです。これまでに触れた訃報の中で最大級の喪失感。
 誰であろうと生まれたからには一度は必ず死ぬモノですし、そうである以上は死という事象そのものを嘆く事にさしたる意味はありません。生まれて死ぬ、そのように最初と最後が決まっているのなら、その途中……生きた中身にこそ意味があるのだと私は考えています。覆水は盆に返らず、零れたミルクに涙を落とすのは詮無き事でもあります。ただ、そういう思考形態であっても、彼女の死は少なからぬ心理的打撃となりました。

 痛みを感じないのは欠陥であり、痛みに屈するのは惰弱。それが私の流儀であるからには、必要以上に泣き叫きはしません。彼女の生涯に敬意と感謝を。