夢と希望と

そして力と意志と覚悟があるなら、きっと何でも出来る。

なの。

2009-01-10 | 中身
 先日、弟からiPod nanoなる物をプレゼントされました。これまで私が使っていた携帯デジタルオーディオプレイヤは、8年ほど前に購入した得体の知れないメーカーの代物で容量は256Mb、今ではバッテリーの劣化により2時間程度で停止するという体たらく。
「姉さんに考古学の趣味があるとは思わなかったよ、そんな化石じみたガラクタを後生大事に使ってないで、こっちにしなって。やっぱりトップシェアを誇る会社の製品は安心感が違うからね」
 等とほざいて渡してきやがりましたけれど、もしもその化石じみたガラクタが私にとって大切な人からの贈り物だったりしたら、前歯の一本や二本では済まないという事を未だに学習していないあたり、鉄ならぬ人というモノは熱いうちに打ち過ぎてもダメなのだなぁと自省する事しきりです。

 しかしまぁ、動画の再生が可能だとか本体を振るだけで曲順のシャッフルが可能だとか自動的に最適なプレイリストを作成してくれるだとか、御大層な機能が山盛りです。私としては全曲ランダム再生くらいしかしませんし、イコライザなんて使っても使わなくても大差を感じないという低レベルな音感しか持ち合わせていませんので、早速それらの便利機能はオフにさせて頂きました。わざわざ外出先で動画を眺めようとは思いませんし、オールドタイプに嬉しいのは16Gbという容量、そして駆動時間の長さくらいの物です。

 それにしても、同梱されているマニュアルが薄っぺらい紙切れ一枚というのは流石アップル社といった所でしょうか。大半の人間は分厚いマニュアルに目を通したりしないものらしいですけれど、私は新しい機械を手に入れると、まずマニュアルを通読して各種機能の把握をするのが大好きなので、これがとても残念でした。
 結果的に得られる知識が同一であっても、紙という物理的な情報媒体を手にしてお茶でも啜りながら寛ぐ方が性に合うというあたり、自身のロートルっぷりを自覚しなければならないのでしょうね。