夢と希望と

そして力と意志と覚悟があるなら、きっと何でも出来る。

リメイク

2008-06-17 | 中身

 メタルギアソリッド4が想定外のゴミで残念無念。私はかくれんぼを楽しみたいのであって、出来損ないの映画擬きを見せつけられたい訳ではないのです。マリオで喩えるなら、1-1が始まる前に40分ムービーを見せられて、いざスタートして最初のクリボーが出てくるとまたムービー15分。クリボーの過去やらマリオが背負うモノやらをだらだらと説明されます。ようやく操作を受け付けるようになり、クリボーを踏みつけたと思ったらすかさずムービー。マリオがプレイヤーの操作では不可能なキテレツな動きで華麗にクリボーを抹殺する様子が10分に渡って垂れ流される……と、まぁこんな調子。挙げ句の果てにステージ最後の階段を目の前にして、さぁここを駆け上って絶妙のタイミングでジャンプして旗をゲットするぞと意気込んだら、当然のように操作を奪われて全部ムービーで済まされたりまします。私にゲームをやらせやがれと、非常に苛立たしい気分にされてくれる代物でした。

 と、まぁそんなトチ狂ったゴミはさておき。今年の夏は個人的にとても嬉しい二つのゲームソフトが発売されます。どちらもリメイク作品というのが若干寂しい所ですが、ファンとしては期待大です。
http://www.nintendo.co.jp/fe/fet_info.html
 一つは8月7日に発売予定の「ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣」。これはファミリーコンピュータ版の第一作目をDSにてリメイクしたもので、スーパーファミコンに移植された折にカットされたキャラクタやマップが復活している模様。リフからライブの杖を巻き上げ、シーダでロジャーやジェイクを誑かし、私が大好きな「グルニアの木馬隊」や「ペラティの火竜」や「天空を翔る騎士」などを再び攻略できるなんて素敵過ぎます。
 キャラクターデザインがスマブラ準拠になった事で賛否両論あるようですが、ファミコン版のキャラクターデザインを知っているなら笑止千万。アレはユニットに対する思い入れでグラフィックを自己補完するタイプのゲームであり、萌えキャラやら超美麗ムービーやらが見たければPS3でも眺めてろという話です。
 あぁ、早く私のドラゴンナイト部隊とチキで、敵軍を皆殺しにしたい……(惚)。シリーズの原点であり、暇なら是が非でも、暇で無いのなら暇を作って試してみる事をお勧めです。

http://www.mmv.co.jp/special/game/majin/ds/kenpuuchou/
 続きましては8月21日発売予定の「東京魔人學園剣風帖」。10年程前にプレイステーションにて発売されたゲームを、これまたDSでリメイクです。ファイアーエムブレムもそうですが、シミュレーションRPGやシミュレーションアドベンチャーというのは手軽にプレイ開始できてすぐにやめられる携帯機向きだと思います。
 さて、このゲームのジャンルは學園ジュヴナイル伝奇。此処を御覧の皆様には、戦国学園っぽいシミュレーションアドベンチャーと申し上げれば話が早いでしょうか。戦闘システムはタクティクスオウガに近い感じです。キャラクタの絵柄の癖が強いので、初見で拒絶反応を起こす方もいらっしゃいますけれど、そのストーリーの熱さには私が折り紙をつけます。夕焼けの河原で殴り合い、両者ぶっ倒れて互いの腕枕で空を見上げるようなシチュエーションがお好きなら、遊んで損はありません。
 ちなみにこのゲームはネーミングセンスが良い意味で狂っていて、そのエッセンスは確実に私の内に息づいています。名前を眺めた時点で「コイツが今回の黒幕に違いない」と判別出来てしまうのは推理モノとしてはアレですが、そんな些細な事は補って余りある勢いと情熱が渦巻いており、プレイステーション版を遊んだ事が無いのならお願いですから試してみて下さい。もしもつまらなかったなら、私が責任をもって苦情を引き受けますので。

 それにしてもこの二つに匹敵するような、ゾクゾクさせてくれる新作ゲームに出逢いたいものです。