あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

イチョウの葉

2015年11月18日 | 生活
秋です。
秋といえば
落ち葉。枯葉。



緑色の葉を残しつつ
黄色く変わった葉を
地面に落とすイチョウ。

黄色い葉を根元に敷き詰めたイチョウ。
自分の葉で暖を取ってるような風情。



近場の公園。
若い女性やオジさんが立派なカメラで
撮影してたので、
私もつられてデジカメ取り出してパチリ。

自分自身じゃ気づかずに
素通りしそうだった秋の風情。

もっと余裕を持たなきゃなぁ・・・。

喪中はがき

2015年11月17日 | 生活
今年は身内に不幸があったので
年賀状の準備は無し。

喪中ハガキを刷る事になった。
早く書いて送らなきゃな。



しかし、
身内だけじゃなく思い入れある方々の訃報が
多い年でした。

最近はアラン・トゥーサン。
けっこう堪えてるのが声優の松来未祐さん。

無差別という意味ではパリの同時多発テロも
記憶に新しい・・・。

パリの件は布施明さんもコンサートのMCで
語っておいででした・・・。

拙ブログも最近ふっきれた記事が書けてないなぁ。
前の日の訃報記事からコロッと明るいネタを
書くとか、あんま出来ないんだよねぇ・・・。

山下達郎コンサート・チケット抽選、また外れる

2015年11月16日 | 邦楽
チケットぴあ様からハズレ確定メールが来ましたよ。
以下、内容。

aru-rodgers様

この度は、「山下達郎 PERFORMANCE 2015-2016」ぴあ特別先行
【2016年公演】にお申込いただき誠にありがとうございました。

厳正な抽選を行いました結果、残念ながらチケットをご用意することが
できませんでした。

ご理解、ご了承くださいますようお願いいたします。

ぴあ株式会社

~縁が無いんですね。
今回は第3希望まで設定したのに・・・・。

凹みますわ。
次の通常予約とか、機会はあるんですかね?

パリのテロ被害の一箇所はイーグルス・オブ・デス・メタル公演会場

2015年11月16日 | 生活
なんてこった。
私が見てる洋楽サイトに良く出るバンド名じゃないか・・・。

11月13日に発生したフランス・パリでの同時テロ。
銃撃や爆発などで、少なくとも120人が死亡、200人以上が負傷。
仏全土に非常事態が宣言された。

最大の被害現場は、イーグルス・オブ・デス・メタルが欧州ツアーを
行なっていたバタクランの会場だった。

警察は会場のなかで87人が殺害されたとしており、
襲撃後、犯人は射殺されている。

サッカー会場では会場内から進入口での爆発音が聞こえたとして
観客がピッチに避難。

イベントを楽しみに来た観衆が(精神的な物を含む)被害を
受けるなんて、本当に悲劇的だし、ただただ悲しい。

レストランも銃撃にあったというが、これとて家族や恋人と
食事を楽しむ時間。
たとえ昔の私のように「ぼっち」でも食事は楽しみの時間で
あった・・・。

被害にあった方々、そして御家族に、パリ市民たちに心より
御見舞を申し上げたい・・・・。

布施明コンサートへ行ってきた(2)

2015年11月15日 | 邦楽
コンサートは、ほぼ1時間半。
アンコールなし。
イメージとしては「回顧、そして、これから」。
出来上がったショーだから、
アンコールで曲が追加されなくても良いんでしょうね。



終演時には呆けてしまう程、布施明という歌手の
「驚異的な歌唱」に圧倒されてしまった・・・。
ホントに67歳なんですか?

衰えが見当たらない。
声量、声の伸び・・・。
※マイクを口から離して音量調整するテクニックを
 使っても、逆に生声が2階席まで聴こえてきましたよ

さすがに動きながらの歌唱の後では息が上がり
それをMCで「さすがにハァハァ言っちゃいますね」と
正直に吐露しておいでだったが、

それでも終始、立ちっぱなし歌いっぱなしなのは
凄かった。
演奏陣に少し場を与えて袖に引っ込むシーンあったが
直ぐに戻ってきたし。
※しっかり衣装チェンジされてましたよ。
 ちなみにバンド構成はギター、ピアノ、キーボード、
 ベース、パーカッションと、コーラスが2名でした。
 途中、管楽器の音色も聴こえたが・・・。



英語曲は、アカペラで始まった「アメイジング・グレース」
一曲のみ。
後半はバグパイプ調の伴奏も加わり、ステージ全体で
歌い上げているようだった。

ジャズ調、カンツォーネ調、なんでも歌いこなし
※元々カンツォーネへの憧憬は隠してない人でしたが

モロ歌謡曲な歌でもヒットソングを惜しげもなく披露。
「シンクラメンのかほり」の前振りも印象的で、

「一時は洋楽ポップス歌手のように言われ、そういう
ポジションにいたが、やがてスランプに陥った。
歌手を辞めようと思った時に出会ったのが、この歌で
それ以降、何度も助けられている」といった内容でした。

その間、爪弾かれていた生ギターに乗って歌われた同曲は
やや間を取りながら少し原曲を崩した歌い方だったが
やはり圧倒的な歌声で客席を魅了しておりました。

「君は薔薇より美しい」「霧の摩周湖」「積み木の部屋」も
圧巻の歌唱。
※「積み木の部屋」では、ベーシストも「エレベーター」な
 フレーズを弾いてくれて、私を密かに喜ばせてくれました。

とにかく圧倒的に上手い歌手です。
ふつう上手さと嫌味さは紙一重なんだが、この人の
歌声は不思議なくらいスッと入り込んでくる。
素直に聴き手を満たしてくれる。

終盤の「マイウェイ」も、聴きながら鳥肌たって、最後は
涙が出そうになりましたよ。

「今日はアダルトな・・・」という嗜好のステージ。
選曲も同様だったようで、「次は別の趣向かも知れません。
または同じような選曲かも知れません」といって客席を
笑わす布施さん。



今年の年末はディナーショーではなく、
12月24日に国際フォーラム小ホールで公演を行なうとの事。

ここ数年は
「春秋コンサート」として、年に2回のツアーだったそうだが
日程を伸ばしてるうちに「1年中」になってしまったとか。

とりあえず、それも今回の中野サンプラザで一段落。
ゆっくり休んで貰って、また全国のファンに歌声を届けて
欲しいと思います。

私も、また見に行きたいなぁ・・・。


上の画像は今回のツアーパンフ

公演中にも語られた公演のサブタイトル「うたかた」と
言う言葉の由来。

その場で消えていく声芸の儚さ。
どんなに録音技術が発達しようと、残せないもの。
※声技そのもの、観客個々の感情や天候による空気感・・・

まぁ、私そのものだって、やがて消えてく身。
それでも終演後「元気をもらったわ」と仰っていた高齢の
御婦人のように前向きに邁進したいですね。

まずは布施明さんのLIVE盤を年代追ってチェックしなきゃ。
「バカラック集」もベースが寺川正興さんらしいから
探すかな。

布施明コンサートへ行ってきた(1)

2015年11月14日 | 邦楽
雨の中野サンプラザ。
会場には女性ファン多し。
私が今まで行ったコンサートで最も女性率が
多いと言ってイイだろう。



昔「明星」を読んで、実力派アイドル・布施明の
コンサートに足を運んだ方々が、今も希代の歌手を
応援されてるのですね。



入場と同時にチラシの束を配られた。
布施さんの二つ折りチラシに挟まれてるのだが、
表紙替わりの「布施明の世界」が素晴らしい・・・。



代表曲のシングルジャケットの数々・・・。
私なんてコレだけで、すっかり喜んでしまい、2階席で
開演まで眺め続けておりました。

11/14には「鈴木宏昌“コルゲン・アワー”&追悼・熊倉一雄」も

2015年11月14日 | 邦楽
11/14(土)は色々イベントが目白押しです。

【Soundtrack Pub / Mission#28】

◆会場:スタジオ80(オッタンタ)  
  JR線蒲田駅東口(徒歩5分) 
 Open 15:00 / Close 20:00

◆チャージ:¥2,000 (2ドリンクつき)
 受付後出入り自由
 ※前売りは無いので、直接会場へ。

◆出演:腹巻猫氏、不破了三氏、早川優氏
◆ゲストDJ:高島幹雄氏、深井歪氏



【鈴木宏昌“コルゲン・アワー”】

『海のトリトン』『サーキットの狼』のサウンド・
トラックCDリリースを記念した鈴木宏昌特集。

ジャズピアニストとして活躍する傍ら、
作・編曲家としてTV・映画・CM等の音楽で腕を振るった
鈴木宏昌=コルゲンさんの珠玉の作品群を振りかえる
・・・との事。

【追悼・熊倉一雄】

去る10月12日に亡くなった俳優・熊倉一雄さんを追悼。
特徴的な声と演技を生かした歌や出演作品を
紹介しながら熊倉さんを偲ぶコーナー。



・・・悩みどころですが、先にチケット買ったイベントに
行くしか無いですわね。

蒲田に近い人は、どうぞ蒲田へ!

アラン・トゥーサン死去

2015年11月13日 | 洋楽
ニューオリンズの音楽家(シンガー、コンポーザー、
ピアニスト、プロデューサー)アラン・トゥーサンが
11月10日(9日深夜)、スペインのマドリッドで死去した。

スペイン・ツアー中、コンサート終了後にホテルで
心臓発作のため倒れ、そのまま亡くなったとの事。

77歳。
まだ現役だっただけに、なおさら惜しまれる死去の
ニュースだ。



訃報を受け、ローリング・ストーンズを始め、多くの
ミュージシャンがツイッターなどで追悼メッセージを
寄せている。
※ストーンズは自分たちが演奏した、
 「フォーチュン・テラー」の音声もアップしている。

60年代の曲はビートバンドにカバーされ、
70年代にはトゥーサンの「サザン・ナイツ」なサウンドに
魅せられたミュージシャンたちがニューオリンズ詣でに
いそしんだ事は拙ブログで以前語った通り。

※フランキー・ミラーの「ハイライフ」なんて、その結果
 生まれた素晴らしいアルバムで御座います・・・。

音楽サイトでは「トゥーサンゆかりの代表的な楽曲」など
紹介されていて、その幅広さに感じ入る・・・。
※スリードッグナイトの「ブリックヤード・ブルース」も
 イイなぁ・・・。



ザ・フー、ザ・バンド、リトル・フィート、ボニー・レイト、
ロバート・パーマー・・・。

ロック界に大きな影響を残した人でした。
アラン・トゥーサンよ、安らかに・・・。

一方11/14、阿佐ヶ谷ロフトではアニメのトークイベントが...

2015年11月12日 | アニメ・特撮
う~ん、こっちも惜しいイベントだ。

2015年11/14(土)
『ハーモニーという世界 ~アニメが名画になる瞬間~』を語る

OPEN 18:00 / START 19:00
前売¥1,800 / 当日¥2,000(共に飲食代別)

【出演】
椛島義夫(アニメーター)、大橋 学(アニメーター)、
小林七郎(背景美術)
氷川竜介(アニメ・特撮研究家)ほか



『ハーモニーという世界 ~アニメが名画になる瞬間~』の刊行を
記念して、出統作品のハーモニーを手がけられていた方々が
登壇し、当時の話や出演出の素晴らしさを語るイベント。

出演メンバーが凄いという事で。

小林七郎さんは半ば伝説の人。
出崎アニメで言えば「ガンバの冒険」「あしたのジョー」を始め、
数々の作品に参加。

「少女革命ウテナ」では幾原監督たっての希望で美術を担当。
建築学上、または力学上ありえない建物を描いて見せた人で
あります。
※その作品クオリティは背景画だけで個展が開けるほど



そもそも「ハーモニー処理」とは、
背景と人物が一体となった技法の事で。
量産型の虫プロ系アニメ制作で、アナログの制限の中、
出崎さんが創意工夫を凝らし生み出された手法なのだが、
これが実に効果的というか、独創的で・・・。

※「ガンバ」は虫プロの経営破綻と東映アニメ労働争議の後
 両陣営から派生したスタジオが手を組み、それぞれの長所を
 発揮して制作された奇跡的な作品・・・だったんだそうな。

その「ハーモニー技法」。
セルと背景を合わせて質感を加えて1枚画とし、
人物に劇画的、絵画タッチを施してドラマチックに
見せる止め絵で、昔は良くシリアスなラストカットなどで
使われていたが。

最近でいえば「アイカツ!」1年目で学園を去る、
神埼美月さんの表情が
「ド――――ン!」とハーモニータッチになった時には
「うわぁぁぁぁぁ、今の時代にこの技法を使うのか!?」
「しかも、『アイカツ!』のこんなシーンで!」・・・と



度肝を抜かれたが、このハーモニー処理はハマっていたし、
演出的に「凄い」と感じ入ったので、これはこれで大成功
だったと思うし。
なにより現代のアニメ関係者がオマージュを込めながらも
実用的技法として使っているのが凄いというか・・・。

その辺を11/14に「当事者」が語ってくれるんだろうなぁ。
阿佐ヶ谷ロフトにも行きたかったなぁ・・・。

そして布施明2015公演のチケットを買う

2015年11月12日 | 邦楽
購入してしまいましたよ。
2015年11月14日の分を。

中野サンプラザ公演ですよ。



いや、そりゃ「LOVE WILL MAKE A BETTER YOU」をやるとは
期待してませんよ。

「HEARTBREAKER」だって、あの時代だからこそのカバーだし。
※井上陽水さんの「傘がない」が、そのまんま
 「HEARTBREAKER」のコード進行ってのは有名な話で。
 それも、あの時代ならでは・・・って事ですよ。



でもね、やっぱり一度は生でコンサートを見ときたいんですよね。
布施明さんみたいな日本を代表する歌手は・・・ね。

ダテにオリビア・ハッセーを一度は嫁に娶ってないですよ。
歌手としての実力、スケール、ルックス・・。
それだけのモノがありますよ。

生で見ない内に尾崎紀世彦さんなんて亡くなって
しまいましたからね。
失礼ながら、お元気なうちに見とかなきゃね。

中村雅俊、上條恒彦・・・、そういった方々も同様。
いつまでも見れると思うな我がスター。

そういう気持ちで公演予定を探す日々で御座います。

11月11日はベースの日

2015年11月12日 | 芸能
・・・だったそうですね。
「ポッキー&プリッツの日」でもあるようですが。
※やっぱ形か?あと「チーズの日」などね。

個人的には昭和のリズムセクションがマイブームなので、
「寺川正興さんの日」にしたいところだ。

国内で言えば
山下達郎バンドで屋台骨を支えた伊藤広規さんも挙げたい。
「メリーゴーラウンド」(メロディーズ収録)のファンキー・
ベースは特筆モノで、青山純さん(dr)とのコンビは最高で
ありました。



細野晴臣さんは、大滝詠一さんの「指切り」や雪村いづみさんの
アルバム「スーパー・ジェネレイション」で聴ける後乗りベースが
堪りません。

元マルコシアスバンプの佐藤研二さんのブンブン・ベースも
堪りません。
※イカ天の時は審査員に「Aフレイザーを思わせる」と
 言われたが、もっと前ノリですよ。
オーケンとのユニットも再始動し、ぜひ生で聴きたいトコロだ。



オカモトズのハマ・オカモト君は、スラップから何から使えるし、
とにかく有望株。手数の多い疾走型のファズ・ベーシストとして
これからもバンドを牽引してほしい。

海外で言えば問答無用の上位陣。
ジャック・ブルース
ジョン・エントウィッスル
アンディ・フレイザー
クリス・スクワイア
ポール・マッカートニー
マーク・クラーク(コロシアム~テンペスト)
ジョン・ウェットン
ロン・ウッド(JBG)



ティム・ボガード(ヴァニラ・ファッジ~BBA)
レオ・ライオンズ(テンイヤーズ・アフター)
テツ山内(ミッキー・カーティス&サムライ、FREE、フェイセズ)
フリー(レッチリ)

テツさんと言えば
フェイセズ解散後に帰国し、テツ山内&グッド・タイムズ・
ロール・バンドを結成、ライヴ・アルバムを発表してるが。
これが、なかなか好アルバムなのですよ。ギターは元四人囃子の
森園さんだし。

この辺の感想もアップしたいと思いつつ、「ベースの日」は過ぎて行ったのでした。

最近の収穫「日生劇場の布施明 」CD(3)

2015年11月11日 | CD紹介(邦楽)
「LOVE WILL MAKE A BETTER YOU」、怒涛のエンディングから
興奮醒めやらぬ内に始まるのがハードロック・カバーの
「HEARTBREAKER」。

同名曲は色々あるんですが。

レッド・ツェッペリンか?(違う
フリーか?・・・・・・・・(まだ発表前
ストーンズか?・・・・・・(あれは「DOO DOO DOO DOO DOO」

答えは
グランド・ファンク・レイルロードです!



72年にD・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」が
発表されるまで(されてからも)
学園祭を始めとしたアマチュア・バンドがコピーしまくった、
洋楽の代表曲です。

当時、色んな人が耳にした事あるハードロックの代表作。
会場の女性ファンもAMラジオで聴いた経験ある筈です。

編曲は宮川泰さん。
さすが、ザ・ピーナッツに「エピタフ」を歌わせた人(?)。
見事に洋楽をステージに取り込んでいる。

この「HEARTBREAKER」は原曲同様のアルペジオのオープニング
から、一気に怒涛の盛り上がり。嵐のような演奏です。

ベースの寺川さん
この曲では、いきなりハイテンションです。
ツェッペリンをブッ飛ばしたといわれるGFRのハードロック曲を
オリジナル以上の迫力で弾いてらっしゃいます。

「暴力的」とまでは行きませんが、ホント嵐のような弾きっぷり。
※冷静で感性豊かな人…という話がネット情報でありました

これでリミッター外れたらMC5ですよ。
「キック・アウト・ザ・ジャムズ」並の暴力ベースになっちゃい
ますよ。
※パンクと言われるMC5だがフリージャズ志向もあったというから
 通じる部分はあるかもな・・・

寺川正興ファンなりたての自分からすると鼻血モノの演奏であります。



A布施のヴォーカルも堂々のシャウトっぷり。
サビも見事に歌い上げ、原曲に負けていない。
パワフル、情熱的、そして上手い・・・最高な歌手だ。

原曲ではギターソロに当たる部分ではサックスが鳴り響く。
※市原宏祐さんだな

ブレイクの後の畳み掛けも最高だが、
非常に残念な事に、この曲はフェードアウトで終了・・・。

原曲は、もうひと盛り上がりして怒涛のエンディングに
雪崩れ込むし、この日のLove Live Lifeも絶対にそういう
終わり方してる筈なんだから、ここは終わりまで収録して
欲しかったなぁ・・・と落胆。

レコードでは、「HEARTBREAKER」でA面終了。
CDでは続いて次の曲が始まるが、ガラっと雰囲気が変わり
再びエンターテイメント布施明の世界が広がる。
演奏もストリングスを加えた贅沢なモノに戻る。

その歌唱も素晴らしい。
時代のなせる奇跡・・・かな。

こういうアルバム(リマスターCD)に出会えたことを感謝したい。
そんな気分で御座います。

最近の収穫「日生劇場の布施明 」CD(2)

2015年11月11日 | CD紹介(邦楽)
アキラ布施リサイタル・・・の中に紛れ込んだハード・ナンバー。

それが5曲目の「LOVE WILL MAKE A BETTER YOU」と
6曲目の「HEARTBREAKER」。

「LOVE WILL...」は、異色のプログレ・ジャズ盤からのピック・
アップで、編曲は Love Live Life の市原宏祐さん。

「この曲にはコーラスが必要なんですが、ステージにコーラスは
居ません。コーラスは居ませんが客席に皆さんがいらっしゃいます」
なんて言って、コーラスを求めるも

女性客が大半と思われる客席からはコーラスは巻き起こらず、
クスクス笑いで覆い尽くされる。

「このままじゃ一晩たっても曲は始まりません」なんて明るく言う、
布施青年。
会場からは笑い声と嬌声。



凄い。まるでアイドルだ。
いや、アルバムジャケット見れば分かるがルックスも抜群なのだ。
天は二物を与えたのだ。

その後もアイドルトークが続き、スター布施がコーラスを促して再開。
バスドラが優しくリズムを踏み、ベースがメロディーをサポートする。
なんて優しいバックバンドなんだ!

A布施は自らコーラスの旋律を歌いながらMCを挟み込む。
「写真撮ってる場合じゃないですよ」「おかあさん、ひとつ宜しく」
※ちょっと先代・円楽師匠の若い頃みたいな語り口・・・

・・・そこから「ワンモアタイム!」と盛り上げて、
『Love Live Life+1』の雰囲気に近づいてきた。
さらに「ワーン、ツー、スリー、フォー!」とシャウト!

演奏「ドッギャ―――――――――ン!!」



実力派アイドル・リサイタルから一気にファンキー・ロック炸裂!
ワウギターがリズムを刻み、ドラムの手数は増える!

A布施もシャウト!
英語の発音、「Love Live Life+1」より良くなってないか。

ホーンも炸裂!曲が進むにつれてベースの運指もエネルギッシュに
アップダウン!
※寺川正興さん、ホントに凄い!!

やはりLIVE演奏は違う。バンド、ヴォーカリストとも盛り上がる。
原曲より勢いが増している。
※原曲の迫力も相当のモノなのだが・・・

全然やさしくない!
こんな演奏、「明星」読んで「布施クンって近眼なんだわ」なんて
頬を染めている乙女に聴かせてどうするのだ!?

最近の収穫「日生劇場の布施明 」CD(1)

2015年11月10日 | CD紹介(邦楽)
AKIRA FUSÉ LIVE IN NISSEI THEATER

1971年6月20日に発売された実況録音盤。
S46年3月31日に日生劇場にて収録されたもの。

バックはジャズ&ニューロック系のLOVE LIVE LIFE。
紙ジャケット仕様で2015年最新リマスタリング済み
・・・という事もあり、ネットで購入。



曲目は
01:うわさの男~ストーニー・エンド
02:この胸のときめきを       
03:I KNOW             
04:IT'S IMPOSSIBLE       
05:LOVE WILL MAKE A BETTER YOU
06:HEARTBREAKER         
07:ある愛の詩          
08:そっとおやすみ       
09:そよ風を君にあげよう    
10:霧の摩周湖         
11:愛の終りに          
12:遥かなる影          
13:愛は不死鳥          

編曲:服部克久 (1~4, 7,8)、
市原宏祐(5)
宮川泰(6, 9~13)

1971年3月のライブ盤が初CD化。
まさにスター歌手・布施明のリサイタル。



1曲目はニルソンの「うわさの男」。
予想以上に洋楽カバーあり。
バカラックの「遥かなる影」も取り上げていて、
歌唱力がないと歌いこなせないような曲が続く。



尾崎紀世彦さんと並び、本当に上手い歌手なんですよね。
LPこそ持ってなかったが、昔から普通に好きでした。


※P・ロジャースさんと云い、ワタシャ声量が豊かで
、上手い人が好きなんですよねぇ

そもそも布施さん、尾崎さんの時代は
TVの歌謡番組で代表曲は聴けたし、歌ってる姿も
普通に拝めたものです。

このLIVE盤「日生劇場の布施明」は、終盤でこそ歌謡曲の
代表作が登場するが、カバー曲や激しいUPテンポ曲など、
別角度の魅力も堪能できるんですよね。

演奏陣はLove Live Lifeだから申し分なし。
激しい曲での弾けっぷりも凄い。凄まじい。

~というか
ワタシ的には、やはり5曲目と6曲目が当アルバムの目玉
なんですよね。

最近の収穫「Love Live Life + One」CD(2)

2015年11月10日 | CD紹介(邦楽)
「Live Live Life + One」
参加メンバーの経歴など調べると、すごい人ばっかり・・・。

市原宏祐:
作曲・編曲・総合プロデューサー。
全てのサックス、フルート、クラリネットをプレイ。
数々のジャズバンドを経て、自己のグループでオリジナルの
曲を発表。時代のニーズにあったスタイルの音楽を創作。
リーダーアルバムは、数十枚に及ぶ。

横田年昭:
フルート担当。
「猪俣猛とサウンドリミテッド」で活躍した輝かしい経歴あり。

水谷公生:
作曲家・編曲家・ギタリスト。
1960年代後半から1970年代初頭にかけ、柳田ヒロらと様々な
ニュー・ロック系セッションに参加。
1980年代にかけては、太田裕美を始めとするアイドル歌手からロック
まで幅広いジャンルで編曲家として数え切れないほどの作品に参加。

直居隆雄:
ギタリスト・アレンジャー・プロデューサー。
渡辺貞夫、日野皓正、石川晶、向井滋春、土岐英史、益田幹夫等の
グループで活躍。アニメ劇伴での演奏は「超時空要塞マクロス」の
「ドッグ・ファイター」の歴史的弾きまくりが印象深い。

柳田ヒロ:
日本のロック黎明期を支えたキーボード奏者。
つのだひろ(d)、陳信輝(g)、ルイズルイス加部(b)で
録音したフード・ブレインの「晩餐」は名盤。



寺川正興:
ベーシスト。昭和を代表するスタジオ・ミュージシャン。
個人的には海外のトップ・ベーシストに引けを取らない存在となって
おります。

チト河内:
ドラマー、パーカッショニスト。
LLLの後は、トランザムのリーダーとして活動。日テレ系ドラマ、
「俺達の勲章」「俺達の旅」などの音楽を手がけ、中村雅俊の
音楽プロデューサーとして活動。テレビ、映画、CMなどの作曲家、
編曲家としての地位を築く。

川原直美:
パーカッショニストとして、GARO、ミッキー吉野、石川晶とカウント・
バッファローズ、しばたはつみLIVEなどに参加。

布施明:
「霧の摩周湖」「愛は不死鳥」をヒットさせた人気歌手。
ルックスも良く、アイドル的な人気もあった。後に「積木の部屋」
「君は薔薇より美しい」「シクラメンのかほり」も大ヒット。
抜群の歌唱力と伸びやかな声の持ち主で、コンサートでは洋楽の
カバーも多数こなした。



でも、「誰々が参加した」「すごい経歴の人が集まった」だけ
じゃなくて、盤から飛び出てくる音楽が単純に凄いんですよね。

ヴォーカルの英語発音は確かに日本語アクセントっぽいが、当時
その辺カンペキだったのは、ジョー山中さんぐらいでしょうし。

ここは若い衝動を買いたいですねぇ。
歌によっちゃ「21世紀の精神異常者」っぽく布施さんの美声に
エフェクター掛けたりして、そのパワフルさに感激しきりの私です。

アルバムタイトル曲「LOVE WILL MAKE A BETTER YOU」では声を
しゃがれさせてコーラスを先導、そのままシャウトから英語の
歌唱に移行・・・。カッコ良すぎます。

布施さんは、同時期に発売された自身名義の実況録音盤でも
洋楽をカバーされていて、これがまたカッコイイんです。

ソフト&メロウだけじゃなくて、ハードロックまでカバーされて
ますからねぇ・・・。