あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

「クラシックロック・アワード2016」、ジミー・ペイジ演奏せず

2016年11月17日 | 洋楽
弊ブログで紹介した「クラシックロック・アワード2016」だが。
鳴り物入りで喧噪された「JベックとJペイジの競演」が無かった
…として非難轟々の状況に晒されている。



※画像はイベント・ポスター。
 これで弾かずに実際はプレゼンター役で、ステージに居たには
 2分だけ…なのは酷いですよねぇ。

まぁ、ウチも「大物参加が発表された」なんて書いたから。
少し責任感じちゃってますよ。

もっとも「どのていど弾くの?」「バックでコード弾いて、実際
殆ど音は聴こえないとかじゃないの?」くらいの認識で。
「これは歴史的!」「必見!」なんて事は言ってませんけどね。

以前、動画サイトで「弾かない」ペイジさんを見たもので…。

海外のトーク番組に出演したペイジさん、
司会者に「少し弾いてくれませんか?」と渡されたアコギを、
微笑みながら手にしつつも、結局は弾かずに戻したんですよ…。

※「天国への階段」のアルペジオを少し弾いたら、その場は
 大満足という状況だったのに…

J・ベックだって腕を落とさないように日々ギターを持っていると
いうのに…
「それでもミスタッチやらかしちゃうんだよ」とか言って練習の
大切さを語っているというのに…。

ペイジが公にギター演奏したというと、07年のツェッペリン再結成
ライブや、08年の北京五輪閉会式に登場し「胸いっぱいの愛を」を
弾いた時ぐらい。



今や過去音源のプロデュース業がメインのペイジさんを担いで
大役果たすように宣伝した主催側が悪いよね。

しかも殿堂+記念コンサート的なイベントとはいえ、最高価格のVIP
チケットが30万!

客席に姿を現した「セレブ」が叶姉妹とか…、もう絶句。
※タキシード着た高島兄が黒々とした指マニキュアを光らせるとか、
 そんな光景がないと認められません!

ジョー・ウォルシュの出演もキャンセルと、ある意味で散々だった
「CLASSIC ROCK AWARDS 2016」。

日本初開催、これまでは現地イベントとして成功しているのだから、
こりゃあ日本側の呼び屋の問題と思える。

主催はKLab株式会社。洋楽関係で聞いた事なし。
PRサイトで「ジミー・ペイジの来日公演は、1996年(略)ペイジ・
プラント以来20年ぶり。(略)『世界3大ギタリスト』の2人、
ジミー・ペイジとジェフ・ベックは日本初共演」と記載。

また、本番4日前に同社の真田哲弥社長はフェイスブックで
「大御所ジミー・ペイジとジェフ・ベックのセッションは多分これが
見納め」とコメント。

これじゃ誇大広告と言われても仕方なく、とうぜん当日は残ってクレーム
言い続けるファンがいたそうで。
それに対しては責任者が直接謝罪したそうだが。

後日の公式サイトでは謝罪しつつも払い戻しには応じないと発表。
理由として
・券売時に告知をしていなかったジョニー・デップやジョー・ペリーが
 参加し、素晴らしいパフォーマンスを披露した。
・出演者の年齢を考慮し、また多数のアーティストが出演するフェス形式と
 いうイベントの性格上、出演者・演奏内容の変更を完全に防ぐことは
 難しかった。
・本イベントは、ジミー・ペイジの単独コンサートではなく、多数の出演者
 によって構成されるもの。
・彼の演奏は行われなかったが、イベント自体は成立していると判断した。

~という点を挙げたそうな。

まぁ払い戻しなんてやったら途轍もない金額になるだろうから、ここはそう
言うしかないでしょうねぇ…。



英国などで開催されてきた「CLASSIC ROCK AWARDS」。
今回はチープ・トリックなどの好演あり、ルドルフ・シェンカーも参加した
そうで、ペイジ関連の主催者不手際で「大失敗」なんて言うのも何なのだが。

VIPチケットもサウンドチェックやら得点グッズ込みだし、一般料金の
18,000円だって最近のベテラン大物なら単独だって近い料金取られます。

ようするに「もう少し上手くやって、日本でもクラシックロックイベントを
定着させて欲しかった」って事なのよ!
※VIP席ガラガラだったって言うしねぇ…

そこへ来て「チャラい呼び屋がヘタ打ちやがった!」…そんな印象です。
挽回は…難しいだろうね。