あるBOX(改)

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そんでもって「太陽と戦慄」をヘビーローテーション

2012年11月28日 | 英国ロック
レココレの「太陽と戦慄特集」に触発され
ここ最近は出勤時にデジタル・ウォークマンで「太陽と戦慄」を聴いている。



リマスター第一弾くらいで買ったCDだったかな?
まぁ、音は良い。

最新リマスターは、もっと向上してるって話だが、まぁこれでも充分だ。

改めて聴くと、R・フリップさんのギタープレイは劇的には変化してないな。
キメのプレイはロングトーンや掻き鳴らし中心というか。

前作「アイランド」との違いは、圧倒的にヴィヴィッドな音色か。
ギターの音が前面に来るもんな。

その上で、ジェイミー・ミューアの民族的(?)なパーカッション、ジョン・ウェットンの弾力ある硬質ベース、ビル・ブラッフォードが独自のタイム感で「スパン!スパン!」と叩くドラムスが回りを固めるから、音圧だけでも壮絶だ。

ミューアさんが、この1枚で脱退したのが実に惜しい。
ドイツの音楽番組「ビートクラブ」に、このメンバーで出演した映像があるが、蓑みたいなモノを羽織ったミューアさんが、笛を吹きながらサイクルホーンみたいなのを鳴らし、フライパンみたいなモノを叩き、練り歩く様は圧巻だった。

他のメンバーが理知的に演奏してるのに(特にフリップ)、一人で動物的に感性の赴くままに動き回るミューアさんは、ある意味浮いていて、それゆえ面白い存在であったが。

まぁ、それゆえ直ぐに居づらくなったんだろう。

つかの間の奇跡のような瞬間が詰まったこのアルバム。
やはり「戦慄の」名盤だ。