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若松孝二監督に埋蔵金?

2012年11月18日 | 生活
今月17日に逝去された若松孝二監督に「埋蔵金」溜め込みの話題が。
まぁ、一部メディアが語ってるだけだが、亡くなる前の国際映画祭受賞などの名誉に伴い、次作の制作費を相当に準備していたのでは?・・・なんて話だ。

もちろん若松プロは「埋蔵金とか遺産とか言うほどの物は無い」とコメントされてるが。

亡くなった後でも話題を提供されるとは、さすが若松さんだ・・・と思いますわ。

2008年に『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』で、ベルリン映画祭の最優秀アジア映画賞などを受賞した若松孝二監督(76才)。

宮城県出身の若松さんは、1960~70年代にかけて暴力や政治、エロスをテーマとする作品を手掛け、
2010年にはベルリン国際映画祭に出品した『キャタピラー』主演の寺島しのぶが最優秀女優賞に輝いた。



今年は『海燕ホテル・ブルー』と『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』が既に公開され(私はいずれも未見ですが・・・)、
来年には、ベネチア国際映画祭出品作で遺作となる『千年の愉楽』の公開も決まっていた。

若松監督は今月12日に新宿区内で道路を横断しようとしたところ、タクシーにはねられ、搬送された病院で亡くなっている。
救急搬送された後、一時は生命に別状なしと報じられていたが、一転しての悲報だった。

制作費を何とかして掻き集める事でも有名だった若松監督だが、
その反面、赤軍の活動費用を援助した・・・なんて話もある。

故・赤塚不二夫さんとの交友も有名で



「カネを工面するから」と約束した売れっ子当時の赤塚先生が、札束握ってゴールデン街の若松監督を探し回ってた・・・なんて逸話も残っている。

若松監督も、赤軍だろうと浮浪者だろうと酒を囲んで集まれば分け隔てなく楽しく飲んだ赤塚先生の事は、たいそう尊敬されてたそうな。

今頃あの世で再会なさってるんじゃないでしょうか。
若松監督の御冥福をお祈りいたします。