Nの祝祭日

映画、読書などのメモ

PARIS パリ

2022-05-09 | chinema(欧米系映画)

 

★PARIS パリ
監督:セドリック・クラピッシュ 
2008/フランス

 


パリに暮らすさまざまな境遇の男女の人生を、
愛おしいまなざしで見つめた群像劇。
現代都市、異民族都市「パリ」をスケッチ風に描きながら、
街に生きるいろんな人々の生活を描く、
いわゆる群像劇スタイルである。

 

映画を観ながら、ボードレールの「パリの憂鬱」を思い出す。

「群衆」より
群集浴をすることは、誰にでも許されているわけではない。群衆を享受することは芸術の一つであって、、、、、、、、、。 群集、孤独。能動的で豊饒な詩人にとって、等価にして互換性のある言葉である。自らの孤独に人々を住まわせることのできない者は、せかせかした群衆の中で独りでいることもできないものだ。

 

 


パリの街をバックに流れる音楽が、
「憂鬱な物思い」雰囲気で、抜群にいい!
曲はイギリスの人気バンドKEANEの「サムウェア・オンリー・ウィー・ノウ」が使用されている。


そして、「雪のパリ」では、
エリック・サティの「グノシエンヌ」が流れた。
一歩一歩踏み出すように、運命を前に進める曲。
しばらく雪景色を観ていたかった。 


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