有田芳生の『酔醒漫録』

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歩くほどに人との邂逅あり(5)

2007-06-17 07:17:12 | 随感

 6月16日(土)朝から都内を遊説。銀座の反応はいつもいい。高速道路で静岡へ。車内から雪をいただいた富士山がきれいだ。移動中に「ザ・ワイド」のスタッフルームや森まゆみさんに電話。静岡市内は呉服町。あっという間に個人チラシが消えていく。気温は32度、暑い。声をかけてきてくれたひととは短時間でも話をするようにしている。みなさん年金問題など、いまの政治に対して不安感とともに怒りがある。ガソリンスタンドで給油。「あさま神社はどこですか」と聞けば「せんげん神社はそこを通って…」と言われた。「いや、あさま神社で」と繰り返したら、正しくは「浅間(せんげん)神社」だと知る。この20年、ずっと「あさま」と思い込んでいた。その神社近くにある藤森克美弁護士の事務所に。突然の訪問だったが、ちょうど打ち合わせをしていた。久しぶりの邂逅。20年ほど前、霊感商法を批判しはじめたとき、静岡でお世話になったのが藤森さんだ。よくカラオケに行きましたねと雑談。再び駅前で街宣。午後5時14分の「ひかり」で新大阪。加藤哲郎さんと五十嵐仁さんのホームページ原稿を読み、映画のコメントを書き、つかの間だったけれど、石原吉郎さんの詩を読む。これほど心安らぐ時間はない。読書の効用とは、量ではなく質であることもあるようだ。新大阪のホテルに荷物を置き、鶴橋の「寿司吉」へ。生ビールがこれほど美味しいと感じるのは久々のこと。ご主人に「ニュースを見て驚いた」と言われる。宣伝物を大量に配るから送るようにとのこと。選挙戦に入れば店頭にポスターを貼ってくれるという。毎日毎日人さまの善意が心に染みる。幸せなことだ。体調はなぜか絶好調。「どうしたの」と内心の声が驚いている。