有田芳生の『酔醒漫録』

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新しい日本のために(4)

2007-06-08 07:49:39 | 政談

 6月7日(木)銀行で供託金を新党日本に送る。没収されないように努力しようと思う。銀行を出たところで女性から声をかけられた。「テレサ・テン物語を見て涙が出ました。ありがとう」。地下鉄で麹町へ。車内では小学生が座席に座っていた。きっと学校の行事だろう。女子生徒の横には「先生」と呼ばれる男性たちが座っていた。いくつもの駅でお年寄りが乗ってくる。生徒たちの前に立ってもそのまま。教師はこういうときに席を譲るように教えるべきだろう。怒りがわいたが我慢する。ヘッドオフィスで田中康夫さん、スタッフとともに、これからの行動の打ち合わせ。第一支部で雑務。東京駅へ。大丸のなかの喫茶店で「名古屋刃型」代表取締役の樋者正昭さん。浪人生時代に京都で知り合った樋者さんは、1ミクロンの世界に挑戦する会社を経営して15年。そのパーティで何かを語れというので喜んでお引き受けする。東京駅から新宿。満員の小田急線で相模大野。「テレサ・テン トリビュートコンサート」でアグネス・チャンと対談。毎回内容が変化しているのが楽しい。最初に「選挙に出るんですって」と言われたので「はい」と答えると会場から「頑張って」の掛け声あり。

 Img_0219 路上を歩き、電車に乗り、そこで同じように語りかけられる。組織などまったくないわたしたちにとっては、こうした機会がすべて選挙運動になっているのだと実感。今回は対談が終ったところで会場を出る。小田急線のなかでは単行本『X』のための史料を読む。午後9時、南新宿で降りて「馬鹿牛」。牛肩ロースのスモークが珍味。「兼八」も美味い。星野店主曰く。「ニュースを見て声をあげましたよ」。最近歩き出した笑之介をかまう。この幼児たちの澄んだ瞳にこれから映る日本は希望あるものにしなければと思うのだった。再び満員のJRで池袋。身体のことを思えばタクシーに乗りたかったが、ジムにも行けない、試写会も無理、書店さえ寄れないなとふと気付く。時間を工面してでもと、もより駅前の書店へ。末期ガンと闘っている小田実さんの『中流の復興』(NHK生活人新書)を入手。序章は「被害者にも加害者にもならない未来へ」とある。最後に病気を伝えた「友人、知己への手紙」が収録されている。その最後の言葉はこういうものだ。「ではおたがい、奇妙な言い方かも知れませんが、生きているかぎり、お元気で」(2007年4月21日付)。ロンドンから戻ってきたとき、ジムで計ると体重69・5キロ。「粗食」ゆえに1キロ減っていた。これからどうなるかな。