荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

2018年糸瓜忌/彼岸の庭にて、

2018年09月26日 | 散文
19日が正岡子規の命日で、21日が葬儀でした。
雨続きだったので、彼岸に訪問しました。


ブロック塀に「子規の庭」の写真があります。


室内の撮影は禁止です。
例によって庭を巡ります。


手水鉢に浮かぶ花が毎年違います。
子規は朱い花が好きでした。


その他にも、散策する人や訪れる小鳥に対する心遣いがあります。




新旧が同居する根岸の一隅です。


「小庭は余が天地にして草花は余が唯一の詩料となりぬ」


子規の句を引きながら、庭を味わいます。
「首あげて折々見るや庭の萩」


「ごてごてと草花植えし小庭かな」


「彼岸過ぎ水引草の花さきぬ」


「白萩のしきりに露をこぼしけり」


「鶏頭の十四五本もありぬべし」


「柿くふも今年ばかりと思ひけり」


「をとといのへちまの水も取らざりりき」


「痰一斗へちまの水も間にあはず」


「糸瓜咲いて痰のつまりし仏かな」


私も一句。
「子規が居て朱花咲きおり根岸庵」

子規の句と並べる!?
子規庵に投句したぁ!?
厚かましさに絶句!
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