鐘ヶ淵の路地で古民家に出逢いました。ここは古い下町なので、古民家は珍しくはありません。
パンツが干されたこんな下町らしい路地です。
立ち止まったのは、鮮やかな紺色のこれが目に入ったからです。
「天水尊」と書かれています。「雨水利用は地球を救う」ですか?
東京下町の路地で時々出逢う「天水桶」です。雨水を貯蔵しておいて、火災等に備えます。天の恵みを尊ぶ意味から「天水尊」なのでしょう。ここでは下に蛇口があるので、火災以外にも大切に利用しているのだと思います。
見上げる雨樋です。立派です。「山古」の文字は屋号でしょうか?
この雨樋が天水尊に繋がっている構造です。
自然に親しみ天に感謝して生きていた名残に見えます。