荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

鐘ヶ淵で出逢った「天水尊」

2021年03月24日 | 散文

鐘ヶ淵の路地で古民家に出逢いました。ここは古い下町なので、古民家は珍しくはありません。

 

パンツが干されたこんな下町らしい路地です。

 

立ち止まったのは、鮮やかな紺色のこれが目に入ったからです。

 

「天水尊」と書かれています。「雨水利用は地球を救う」ですか?

 

東京下町の路地で時々出逢う「天水桶」です。雨水を貯蔵しておいて、火災等に備えます。天の恵みを尊ぶ意味から「天水尊」なのでしょう。ここでは下に蛇口があるので、火災以外にも大切に利用しているのだと思います。

 

見上げる雨樋です。立派です。「山古」の文字は屋号でしょうか?

 

この雨樋が天水尊に繋がっている構造です。

自然に親しみ天に感謝して生きていた名残に見えます。


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