宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

憎まれを厭わず進んで買う人

2006-07-31 20:37:30 | 政治
わざわざ日本が、「恨まれ役」を買ってくれたからアメリカも幾分ホッとしていることだろう?あちこちで憎まれるのも結構シンドイもんだ。
アメリカにとって、ミサイル売買の競合は絶対避けなければならないのだ。ネオコンさんの中には、軍需関連と太いパイプの人もいる、だから共和党はタカ派と言われ、敢えて戦争や危機を強引に作りたがるのだ。
「悪の枢軸」発言を具現化させ、先ずイラクを潰した。しかし、流石の天下のアメリカネオコン右翼も、ちっぽけな国のアフガニスタンタリバン、イラクフセイン残党がこんなにも根性持っているとは、予想外であったろう?
私も湾岸戦争時の「もろさ」を見ているから、こんなにも抵抗能力を有しているとは思えなかった。
やはり、正当な理由無き侵攻が、イラクに「正義の御旗」を与えてしまったのはブッシュさんの大誤算であったろう?
どうヒイキしても、世界的にみれば「悪役」はネオコンアメリカでしょう。どう言う訳か?日本人の多くからはそのようには必ずしも見えてはいないようであるが・・・・?
石油の権利を取ったにしても、隣のイランがまた難しい状態ではいつ、失うことになるか、不安でならない筈だ。失ったらブッシュさんの責任問題が大きい?共和党からも総スカンを食いかねない。
大分お金も使って、まだまだ出費が嵩みそうだ。それを兵器と石油で賄わないと何をしてんだかわからんことになる。兵隊の交換要員もいるのか?出張しての番兵だからお金も掛かる。そっちの方がもっと深刻だ。
アメリカも対北朝鮮のように「危機」を煽っていたほうが賢明なのだ、その方が日本などの最も近代的兵器を欲する金に糸目をつけない国が、受注方式で買ってくれるから安心して作れ、自国の兵器産業は潤う。日本、中国、韓国へ危機意識を植え付けることに成功しているのである。他の国がやらないからって、自分からやってしまっては商売的にはナンセンスそのものだ。
そこへ持ってきてイスラエルも良いお得意様だ。支持に回ればますますアメリカの信用力はガタガタだが、兵器産業保護のためには止むを得ない、少し頑張って攻撃してもらう。
その結果、自己中共和党が定着してしまう。イスラエルもアメリカも「悪役」として名を連ねる。
ヘイコラ追従している同盟日本もお仲間の烙印か?いっそのこと三国同盟でも結んだらどうだい?・・・・どこかで聞いたことがあるぞ?
安倍さんなら喜びそうだわな・・・・
アメリカさんに「ちょっと、うちの軍隊疲れたから、代わりにあの国の応援にいってくれないか!」って頼まれでもしたならば、小泉的仕事継承、アメリカ親交だから、笑顔でホイホイ自衛隊を行かせそうな気がするけど、皆さんはどう思う?
安倍さんって言えば、日本ではポスト小泉がうるさいな。どうせ「アイドル、ポット出の主人公役」と「形を作るための引き立て道化役」だけの勧善懲悪舞台で「いぶし銀的脇役」不在の面白くも無いドラマだろう?
何を血迷ったか、「憎まれ」を進んで買うような人なのだ、○○を通り越して私としては言葉もない。「日本国内とアメリカ」に受けが良い、は「他の多くの国」からは受けが悪いのだ。
ただ、アメリカも日本も、良いにつけ、悪いにつけ、影響力だけは並外れているので、各国とも、差し障り無くシブシブ付き合うしかないのである。