宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

恨み憎しみの心の増幅

2006-07-16 18:05:31 | 北朝鮮
さて、最後の総決算。
安倍さん、麻生さんたちによって「恨み、憎しみ」を増幅してしまったのは確かである。
これは成功しても失敗しても、度合いこそ違えども増幅に役立ってしまったことは疑うべくも無い!
戦争も・・・そして平和も、みんな「心が作り上げるものだ」と言うことは再三再四述べてきた。
安倍さんや麻生さんたちの憎しみの果ての「追い落す心」によって、救いようの無い「恨みと憎しみの連鎖」は、始まってしまった。
中国での上海領事館員の自殺事件も、情報を得られる立場の安倍さんが、わざわざ穿り出してきて、文句をつけて相手を落とし込もうと画策したのだ、そんなことをするのは心の中にあるイビツな性質を表わしてもいるだろう。
これらの無理やりでも強引な手法の陰湿性の強い考え方が、強盗、強殺、策謀戦争に至る端緒になっていくのだ。
「恨み、憎しみ」の心の発展、発達は最重要課題である!
実はミサイル試射は、この「怒りと共に醸成される恨みと憎しみの売る、買う」なのであるが、そのことを理解している人がほとんどいないことが、大いなる問題点なのだ。
だから、こう言うことを(制裁決議)安直にやるべきではない!早かった制裁決議要請は、安倍さんの腹一つで思慮分別もなく安直にやってしまった結果なのだ。
そんな危険性があるにも拘わらず支持を与えるのは、怒りの感情には、冷静足るべき政治の玄人と、素人の間に差異はないということなのだ。発射の件で日本は恐れ、不安を覚え、怒りと憎しみが発生した。
決議によって北朝鮮は、怒りと憎しみが拡大し、恨みが内に最大で篭っていく。
日本の恐れと不安と怒りと憎しみは、そのまま、アメリカに与えられた北朝鮮の心に湧き上がったものだ!
みんなどの国も最初は正義のつもりで相手の不実をなじって威勢が良いのだ。
それは戦争の現実をあまりにも知り得ていないからだ。
チャンバラ、テッポウの時代じゃないのだぞ!
「怒り、恨み、憎しみ」これらの感情は次第にエスカレートしていくのは、人間であればこそ必要と実証されているものなのだ。容易には薄めることができぬ、なぜなら、これらの感情はかなり人間の心の深いところにインパクトを与え、渦の様に巻き起こっていて、確認するため常に「思い起こし作業」をするからだ。それが人間の人間たる所以でもあろう。
安倍さんが、わざわざ「憎しみの種」になる事柄を引っ張り出してくるのがいい例である。思い起こすことは決してマイナスではないが「憎しみの種」として思い起こすのは芳しいことではないだろう?こう言うのを「紛争」と言うのだ。
経済制裁が、結果ミサイル発射を促すのだ。核実験もあろうかと、思う?
だから、自ら日本が不安材料を作り出してもいるのだと言える。経済制裁を唱えながら、当然やってくるかも知れないミサイル発射に脅え、恐れ、怒り、こんな日本人のやり方選択を、私は力なく笑うしかないね、自業自得であると思う。
この安倍さんのやり方を見ていると、日本は、北朝鮮の攻撃を今か今かと待っているようだ?戦争をしたくてしたくてしょうがないように見える。こう言う軽はずみでいつまでも執ッコク相手をいたぶる人が、逆に本能からの「反発憤り」を買い、日本に紛争、戦争を誘導して来てしまうのだ。これは危険誘導の重大な責任問題に抵触し、国民もそれを察知するだけの能力が無ければ、この国の前途は暗澹たるものがある。
日本へもたらす不幸を、国民は予見するだけの知恵力があると言えるのだろうか?