自宅に籠って台風の通過待ち

　台風１１号が近づいてきて当地区に真っ直ぐ来ないことを念じていたがどうやら西の方を北上していき日本海に抜けたようである。

　台風は毎年やって来るわけだが、当地区にマトモに来て大きな被害をもたらしたのは第ニ室戸台風と昭和２９年だったかの１３号台風ぐらいである。

　当時は河川の整備も未だ充分されていないので、堤防も決壊したりして氾濫し、床上、床下浸水などがあったものだが、最近はマトモに来る台風も殆んどなく、また地下に一時的に水を貯める大きな貯水槽なども整備されてきたので特別大量の雨水でなければ何とかしのげるようになって来ている。今日はもっと風雨も激しく、滝のような雨水が降って来るのかと思って裏庭に置いてあるガラクタを整理しなければならないかななんて思っていたが、拍子抜けするぐらい時折強い風が吹き抜ける程度であった。

　そんなこんなでメールやカレンダーのチェックを済ませた後は天気も悪いし洗濯もなしだから、例によってニュースを見たり、YouTubeを見たり、また食事をする時はテレビを少しの間だけ見る位で完全な自宅籠りである。

　と思ったが、午後３時を過ぎた頃に、ここしばらく買い物に行ってないので食料を仕入れに行こうかということで空を見上げたら糸を引く程度の雨しか降ってないので傘も差さずにバス停横のスーパーまで歩いて行くことにした。

　自宅から北の方に歩いて行く道で明治１８年の日本で最初の頃の近代地図にも載っている古い時代からの道を歩いて行くのが最も近道である。

　その沿道は殆んどが住宅街になっているが昔ながらに野菜を栽培している農家の畑が少し残っているところがある。

　時折強めの風が身体を涼しくしてくれるが、私の足で１５分程で到着して早速店内を見回していく。

　今日は生サバとサンマ開きの魚介類と共に珍しく牛肉を買うことにした。

　肉じゃがでも作ろうかと思ってのことだが夕方はサバの塩焼きにするので肉じゃがは明日の献立と言うことになる予定である。

　サンマは明朝のオカズで大根おろしと納豆を添えることになるだろう。

　帰りは最も自宅近くを通るバスの便があるかと時刻表をみたが、日祭日の時刻表では１時間に１本しかバスが来ないので帰りも歩いて帰ることにした。

　と言うことで今日は外出したのも買物の為だけである。