当区ガイドの会が北隣区のポイントを案内

　昨日、今日の北隣区の案内の為の資料を準備したことをお伝えしたが、今日はいよいよその本番当日である。

　昨日も述べたように当区ガイドの会としては普段他の区を案内することは今まで行わなかったということは既に理解して貰ったことと思うが、今日はそんな中でも今までにないことなのでベテランのメンバーで構成した感じである。

　メンバーとしては先ず副会長、それに古道連協の事務局長でもあるS氏、それにガイドはしなくて付添いだけだが渉外担当で先方とやりとりしたSa氏、そして私の合計４名が参加した。

　集合場所は北隣区の南部中央部となるチンチン電車の駅だが、出発時刻は１０時３０分ということである。

　ただ案内するグループは１５名ほどだが別の駅で集合してからまとまって出発する駅までチンチン電車に乗って来るということで１０時３０分より少し前に到着する電車でやって来るということだった。

　ただ私は早目に到着するように自宅を８時３０分頃に出て西方面にあるバス通りまで１０分程歩いたところにあるバス停からバスに乗ることにした。

　バス停に到着したら先程出たばかりの様で誰も待っていない。

　時刻表を確認するとやはり出たばかりの様で、次のバスが来るまで１０分以上待つことになったが最初は私だけだったがその内１人２人と増えて来てバスが来た時には数人が待った形になった。

　バスに乗り込むとムッと暖気が襲ってくる。

　早々と暖房が入っているのである。

　そんなに気温が下がっている訳でもないのにと思ったがバスは高齢者が利用することが多いので早目に暖房を入れているようである。

　目指す停留所で降りてチンチン電車の駅に到着したのは９時３０分ぐらいで集合予定時刻より１時間程も早目であるが、それは最初から予定していたことである。

　というのも今日の私の案内ポイントの資料を取り出して説明するポイントを整理しておきたいからである。待ちながら駅のベンチに座ったが直射日光が当たらない場所にあるから丁度いいのである。

　持参した缶コーヒーを先ずは取り出して、それから飲み終えておもむろにデイバッグから資料を取り出して説明ポイントの箇所を見て行く。

　資料を３０分程見たあと、説明のために視覚に訴えることが必要であるためにカラーコピーでA４からA3に拡大するためにコンビニを捜しに行くことにした。

　写真や画像はA４の大きさではあまりインパクトがないためにA3サイズにするとかなり効果があるからである。

　そこで私は出来るだけA3サイズの資料を見せながら説明することにしているが、ただその大きさにするとデイバッグの中には収まりきらないので不便だが、持ち運びには腕に抱えて運ぶ必要がある。

　他のメンバーは持ち運ぶのが嫌なので大抵はA4サイズの見開き用のクリアファイルを使うことが多い。コンビニに向かう為にベンチを立って出た時に、丁度副会長がやって来た。挨拶を交わした後近くの薬や化粧品を打っている店にコピー機があったのでカラーコピーが出来るか聞いてみると白黒のみと言うことだったのでコンビニのある場所を訪ねて教えて貰う。

　大きな通りを渡ったところにコンビニがあってコピーをしたら１枚８０円取られた。

　カラーコピーはA4サイズが３０円なのにA3サイズは倍以上の値段で結構高いものである。

　先程のチンチン電車の駅に戻ると今日の案内に参加するメンバーが全員来ていて予定より早く到着するということだった。

　早速会のユニフォームと帽子を取り出して着替える。

　やがてやって来た２台目の電車に今日案内するグループが降りて来たが、全員で１４名ということである。

　早速反対側のホームに案内し、先ずは挨拶と説明する我々の自己紹介をした後、そのホームにある石碑と説明版の前でここの電車の前身の馬車鉄道の説明から始まった。

　説明の最初の方は古道連協の事務局長でもあるS氏で、中程の２か所の説明が副会長、そして後半を私が説明することになっている。

　私の担当のメインになるポイントは南北朝時代に大合戦があった場所が中心で、若き貴公子である北畠顕家が討ち死にして、その墓がある公園と、今日のコースの最後になる神社に父親房と共に顕家が祭神として祀られているが、その説明が殆んどである。

　今日は天気も良く心配された雨も降らず、気持ちのいいツアー日和であった。

　１２時３０分少し前にほぼ予定通りの案内が終わり解散となった。

　皆と別れた後、いつもの西方面にあるスーパーに寄って買物袋を両手に提げて歩いて返って来た。