『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「宇宙戦争」 「20世紀少年」を実写化?

2005年07月07日 | 映画

ダコ&トム

19世紀に書かれた原作本に、1950年代の映画のリメイク、技術だけは2005年。

地球に人間が誕生する以前から、地球外の超知的生命体が埋め込んだという、このスーパー殺戮マシーン、一人ずつ捕まえては、生き血を吸うって発想自体まるで子供。
そんで、マシーンのビジュアルイメージは浦沢直樹の「20世紀少年」!
プチ「MONSTER」最終巻みたいなシーン(「ソフィーの選択」)もあって、日本に媚び媚びなシーンの理由がうなずけた(本当は全世界でコケまくった「AI」、日本でだけヒットさせてくれて感謝ってことだろうけど)。

「マイノリティ・リポート」で全開した「海外特派員」「北北西に進路を取れ」といったヒッチコック趣味、今回は「鳥」でした。
パニック心理で、人間が人間を襲うところは、去年見た「ゾンビ」のリメイク「ドーン・オブ・ザ・デッド」。


USJ(この映画はパラマウント映画ですが)のライドになること前提の映画みたいな感じで、劇場で見るには十分楽しめる映画ですけど、それ以外なにもなかった。

もう、こういうの楽しめなくなったな~と痛感しました。




そして、ムスメ持ちとしては、ひじょうに気に入らないのが、名優ティム・ロビンスの扱い。
なんで、トム&ダコやんだけ家の地下室に招いたかというと・・・。あ~、やだやだ。
今度は、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」かよ~。
でも、唯一、ダコやん(推定35キロ)を抱き上げて、全力疾走するトム親父、火事場のクソ力とはいえ、自分にできるかと不安になりました。

だって、私、行楽の帰りに16キロのムスメを抱えて歩くのにも、ヒーヒー言ってるんだもん。




【ネタバレ】【ネタバレ】



ラスト、映画の時終了時間に合わせて枯れてしまう殺戮マシーン。
急速な地球環境の悪化で、吸収した人間の血がマシーンに合わなくなって故障したのかと思いました。
それじゃあ、性の乱れで、もはや処女のいなくなった女の血を吸ってしまい、ゲーゲー吐いてるドラキュラ映画だよ!(「ドラキュリアン」か「ドラキュラ 都へ行く」か「フライトナイト」だと思うんだけど・・・)。


★★