『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「エピソード3 シスの復讐」 なぜ夢をあきらめ、農業に従事したのか

2005年07月29日 | 映画

エピソード3

「スター・ウォーズ」は大好きです。

この映画が、今の映画ライフのきっかけにもなってるし、何かにハマルということのきっかけにもなってる。

今の自分があるのも「スター・ウォーズ」のおかげという面がないこともない。

私の周りではいないけど、御年43になる「スター・ウォーズ」研究の第一人者、武田英明の友人・知人には、この映画の完結を見ることなくこの世を去った人もいるらしい。

そういう意味でも、この映画の誕生から完結までを、リアルタイム、多感な時期に無事体験できたことは、貴重でラッキーでこの時代に生まれてよかったな~。



ただ、それだけでした。


それなりに楽しめるけど大嫌いな「エピソード1」と「エピソード2」を、引きずって、振り払うことができなかったなぁ~。

やっぱり、私の中では、「スター・ウォーズ」はルークの話であって、ダース・ベイダーの話ではないんだよ~。

それと、新三部作には、心に残るSFXアクションシーンがなかった。

「スター・ウォーズ」、デススターのドッグファイト、

「帝国の逆襲」、AT-ATの戦闘シーン、

「ジェダイの復讐」でさえもスピーダーバイクのチェイスがあったのに・・・。
大層評判のいい冒頭の宇宙戦も、目が肥えた今となっては、目を見張るものではなかったな~。

「ジュラッシクパーク」の恐竜、「マトリックス」のアクション、「ロード・オブ・ザ・リング」の世界観、

これくらいのモノを期待してしまうわけですよ。

この大シリーズの復活には。


でも、やはり「二つの太陽」は泣けました。

義父(伯父)で。

「スター・ウォーズ」で、ルークにさんざん、「おじさんの野郎~」と思われてきた義父。

あの背中は、やっぱり大宇宙に夢を馳せていたのですね。あなたも。

思いもよらず、赤ん坊ルークをしょいこむことになり、ルークを育てるため農業に従事せざるをえなくなった。

毎日、あのポーズで太陽を眺めていたのですね。

幼きルークはしっかり見ていたんだな~。

まさに親父の背中ですわ。

と、一瞬でこんな妄想したもんだが、実際は根っからの農夫である義父は、明日の天気を気にしていただけかもしれない。



ウチのお子達も、私の背中を見て日々何かを感じ取ってくれてるのでしょうか?


★★1/2


「カンフーハッスル」  星馳またも「ゴッド・ギャンブラー3」を超えられず・・・

2005年07月29日 | 映画

ブルース・リー直撃世代というより、ジャッキー・チェン世代な私。
予告編とか見てて、カンフーアクションとギャグの融合した傑作アクション映画「プロジェクトA」になりうるんではないかと、密かに期待してました。
実際、ノスタルジックな豪華セットで、繰り広げられるカンフーアクションは、「マトリックス」ばりのCG効果もあいまって、非常に楽しく見ごたえがありましたし、多才なキャラも充実してました。
「プロジェクトAの名シーンの一つ「自転車チェイス」をチャウ・シンチー(周星馳)流に解釈したような、ハッスル小川も爆笑した、「女主人との追っかけこ」。もちろん、時計台ではありませんが、落下して、店のテントにドーンというシーンもありました。
また、自身の監督作「0061 北京より愛をこめて」でやってた、ナイフを投げてあらぬ方向に飛びグサグサというシーンも、より効果的にバージョンアップし、「ゴッド・ギャンブラー3」の「肉まんダンス」を彷彿させる、「斧ダンス」も見事です!

でもね、
主演であるべき、チャウ・シンチーがあまり出ていないのはどうか?
最終的に主人公らしさはあるが、全編出ずっぱり、ギャグ連発を見たいんだけどな~。
それからチャウ・シンチー映画に欠かせない、笑いの名参謀的俳優ン・マンタ(呉孟達)が出演してないのは、何故だ!?「豚小屋砦」の住人にはぴったりの顔なんだが。
結果、今回もチャウ・シンチーの傑作「ゴッド・ギャンブラー3」を超えることはできなかった・・・。
チャウ・シンチー、もっとオモロイはず!ハードルは高いです!

「JOJOの奇妙な冒険」みたいな映画でした。


★★★

「アレキサンダー」 を3時間耐えた自分を誉めたい!

2005年07月29日 | 映画
ベスト10級の傑作映画は、開始5分くらいで、
「オ~ッ!イケルやん!」と、ワクワクするもんだが、
同じくワースト級のスカ映画も、
ダメ映画の匂いがプンプン出ます!
そして、それが、3時間も続くことを想像してみてください!
いかに、私がガンバったか!!
これで、今年どんなスカ映画をみても対応できる忍耐力がつきました。




コレをご覧下さい。映画のチラシです。
“本年度アカデミー賞最有力!”
と印刷されていますが、
実際は、最低映画の祭典
“ゴールデン・ラズベリー賞(ラジー賞)最有力”
となりました。

一応、200億円もかけただけあって、見所の戦闘シーンがあります。
前半の山場、「ガウガメラの戦い」は、まぁいいとして、
後半の象がでてくる戦いはいけません。どうしても、「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」と比較してしまいます。PS2のゲーム「真・三国無双」シリーズの「南蛮平定戦」にも敗けてるんじゃないでしょうか。
それから、ヴァンゲリスの音楽も映画にマッチしてない気がします。

余談ですが、「寄生獣」の岩明均先生が「ヒストリエ」という、アレキサンダー大王の記録者エウメネスを主人公にした漫画を書いています。グロも満載で、こちらは、なかなか評判がよろしいようです。