この映画のコピー、“「ジョーズ」+「ブレアウィッチ」”。
「ジョーズ」の恐怖をドキュメンタリータッチで怖がらしたろか!!
だ~れもいない大海原に、二人取り残される画を見ても、どうせ側に小船でスタッフがおるんやろ!と、醒めた目で見てました。
さらに、ジョン・ウィリアムスの音楽のあおりがなければ、怖くないよ~。
サメ、なかなかでてこないし・・・。
この映画のコピー、“この夏、海に行けない”。
一生ダイビングなんかすることないから、実感湧かないよ~。
実感としてあるのは、せいぜい、クラゲに刺されるのがイヤだな~って思うことだけだわ。
盆過ぎてから、海水浴はいかんよ。
むしろ、今なら、“熟睡中に寝室に入ってきた蚊”、の不快さ方が実感が湧く。
感心するのは、マーティン・スコセッシ監督も実践してるという「10分に1回は、裸かバイオレンスを」という、ロジャー・コーマンの映画哲学を79分の映画でありながらしっかり実践してること。
倦怠期の夫婦がホテルの一室でするやりとりが、一番のハラハラシーン。
目を良く凝らして、見逃さないで下さい!
あのおっさんが、蚊をムキになって殺していた理由はここにもあった!
あとラストは、かなり好み。
★★