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『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「キング・コング」 王冠はかぶってません!

2005年12月24日 | 映画
“キング・コング”が、なぜアメリカン・ヒーローなのかよくわかりました。

幸か不幸か、かの悪名高きディノ・デ・ラウレンティス&ジョン・ギラーミン(オリジナル版嫌いだって!)&カルロ・ランバルディ版の「キング・コング」を、小学生であったがゆえに、それなりに楽しんでしまったんで、“キング・コング”=数多の怪獣と同等評価してました。
だから当時は、東宝&円谷の「キング・コング対ゴジラ」のタイトルに“キング・コング”のクレジットが先やで~とか、続編の「キングコングの逆襲」で、ゴジラと戦うんやったら、負けは認めへんで~と、アメリカ人がつけた難くせが、“キング・コング”の価値を下げさせないものだったことは知る由もありませんでした。

さて、オリジナルの「キング・コング」は100分。この映画は180分オーバー。
監督のこの映画に懸ける熱い思いが伝わるのですが、正直、はじめの60分、島に到着するまでは退屈しました。プロデューサー、オレ&イエスマンだからしかたないですね。賞味期限が切れた数十年後にTVの洋画劇場で放送される頃は、ざっくり切られてると思います。「闇の奥」を読んでる少年と、常に気にかける黒人のおっさんの関係は、サブキャラエピソードとして、もひとつ盛り上がりませんでした。

でも、いいや。島に到着してから、ノンストップ活劇がはじまったから。
特に、一行たちが恐竜をちら見遭遇してから、追っかけ回されるとこは「ジュラシック・パーク」と一緒やけど、おもろいわ~。
そんで、キング・コングVS恐竜は、「ジュラシック・パーク3」。
さらに、巨大昆虫VS一行は、「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」を超えるエグさで、大型の湯虫(ケブル)みたいなやつは、サイコーにキモイ・・・。皮から本体が剥けてでてきて、人を丸ごとパクっていうのは、趣味のよさが感じられます。
キング・コングと女性の異種交流もなかなかなもんです。
気を引こうとボードビル芸を見せる所は、「あずみ」が子供の気をひくときによくやることですが、逃げまくって汚れまくったはずのシミーズが、一晩たってキレイになってる所は、その夜、一体何があったのか勘ぐりたくなります。

島から帰ってもう一盛り上がりあるんですが、その頃には私の膀胱もパンク寸前。
大都会で大暴れ!ビッグ・サイズの「スパイダーマン」といった感じでもありますが、「ジュラシック・パーク2」。
そうか!これ1本で「ジュラシック・パーク」1~3が楽しめるのか!

「ロード・オブ・ザ・リング」は、ルーカスに引導を渡したような作品でしたが、こちらは、スピルバーグを挑発したような映画でした。


★★★1/2


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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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キング・オブ・ザ・ワールド (にら)
2005-12-26 17:40:14
「闇の奥」はもちろんコッポラさんへの挑発。

濃霧の中で船が座礁するのはキャメロンですな。



このコメントのタイトルは、キャメロンがアカデミー賞を貰った時に叫んで場内を凍りつかせたセリフです。

今作が賞をもらったらぜひジャクソン監督には、



「コング・オブ・ザ・ワールド」



と叫んで、複葉機に撃ち殺される演出をしてもらいたいものです。



てなわけで、TB&コメントありがとうございました。
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にらさんへ (aq99)
2005-12-26 21:54:26
ノミネートされますかねぇ~?

それにしても「タイタニック」と結びつけようとする宣伝スタイルは見事に失敗してますな~。

「ジュラシックパーク」のように子供層を取り込むべきだったのでは?その際は前1時間を削ってね~。
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虫さん (しん)
2006-01-10 19:39:05
私も、虫さん描写の何がしたくて撮り始めたのか忘れてしまったようなゲテモノオタクぶりに大興奮させられました。

スピへの挑発は、記事にも書いてますが、虫さん描写の方で、おめーはぬるいんだよ!!と叫んでた気がしました。
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しん さんへ (aq99)
2006-01-13 19:30:23
「キング・コング」も「ジュラシックパーク」同様、USJのアトラクションにならんかな~・・・。

でも、確実に蟲はカットされるやろな~。

でも、ナオミ・ワッツ体験できるアトラクションなら、楽しそう!
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