『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「ココシリ」 リアル・ヤコペッティ

2006年07月18日 | 映画
「JAWS/ジョーズ」の直後に公開され、こっちはホンモノと吹きまくった映画「グレート・ハンティング」は、後にニセドキュメンタリーだったということが暴露され、ドキュメンタリーな部分までもがニセモノでは?と思わせてしまった印象を残してしまったが、その後懲りもせず「カランバ」でゲリラの惨殺とか鳥葬とか、あと動物の死に様とか見せてくれたが、どうせ嘘映像やろと全く信用できんかった。
まぁ東宝東和の宣伝マジックにひっかかって見るほうも見るほうやけど。

さてこの映画「ココシリ」。
SFX、CGでどんな映像でも作れる今、大自然の脅威を説得力豊かに描くにはまず素人俳優からと、中国映画お得意のプロの俳優を極力排除してドキュメンタリータッチにこだわった映像づくりは、そのかいあってか、冒頭の殺人シーンは、主人公級の人物だと勝手に推測してただけにその突飛さはなかなか衝撃的である。
まぁ、映画やからな。
都会から来た記者に、「お菓子くれ~」と群がるガキども、コレホンモノ。
続く鳥葬シーンは、「カランバ」でのチョーあざとい映像と違って、本当に死体刻んでるんとちゃうの?ハゲタカ寄ってきたで~と、ホンモノを匂わせる演出。
映画やで、映画。
希少種であるチベットカモシカを銃で撃つシーン、大量の死骸、コレは?
いい演技するシカやの~。ん?ホンマに演技??
氷河が溶けてできたという川を渡るシーンは、ホンマやな。
そして極めつけは、蟻地獄みたいな流砂に人が飲み込まれていくシーン、コレは?
少なくとも、砂ん中に人が入っていったわ!
今、地球がゲップって言ったんちゃう?
そして、もう一度殺人シ-ン。
10億オーバーの人口、人1人くらい。
素人俳優に色々無茶させてたで~。
でも、この人“笑い飯”の西田に似てるけどプロの俳優でしょ。
映画のラストクレジットで、いつも目にする「この映画では動物を一切殺していません」っていうの出てたっけ?
シカより安い人間の命。
シカを殺すくらいなら、人間もって、え~嘘でしょ~~。
もう、ドキュメンタリーだかフィクションだかわかんないです。

以上、映画の最初でホーミーみたいな音楽が重なって眠気をもよおしたため、脳内からヘンな物質が出て映画見てました。
でも、これだけは言える。
中国ドキュメンタリータッチ映画の大師匠“チャン・イーモウのお約束”どうり美少女もきちんと発掘しておる!


★★


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2 コメント

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ほんもの? (マダムクニコ)
2006-07-25 23:15:09
記事とても面白かったです。



すべてが本物だったら怖いですね。

でも嘘っぽくないからほんもの?



スタッフの気迫が漂ってくるすごい作品。

見応えがありましたね。

今年のマイベスト10に入ると思います。



コメントに感謝!
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マダムクニコさま (aq99)
2006-08-04 19:15:44
不真面目記事にもかかわらず、ありがとうございます。助かります。

見た人の評価が軒並み高く、ベスト10に入るのは間違いない感じですよね~。

体調を万全にしてもう一度見ないと、かな~?
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