『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「歓喜の歌」 成美と章子のダブル(安田)ブッキング

2008年02月07日 | 映画
最後に文化系の発表会という『のど自慢』で始めた手法を『フラガール』で大成させたシネカノン。
さすがに、この手のパターンは映画・TVで消費され尽くし、使うネタがなくなってきてるだけに今回のママさんコーラスっていうのは・・・。
そら生で聞いたら迫力あるやろし、涙が出てくるほど感動することもあるやろ。
でも映画の画面を通すと、あの大きな口を開いて歌う姿は金魚が口をパクパクしてるように見えて可笑しいんよね。
由紀さおり(本名:安田章子)が、「一緒にやりましょ!」となったきっかけとなった平澤由美のソロパートも、確かにすごいね~と思ったけど、この人がマグロ解体売り場担当として姿を現わした瞬間から、劇団四季っぽい顔の人やったからそれぐらいできるやろうとも思ったんで、やっぱりねという思いのほうが強かったわ。
別にソロパートじゃなくてもいいから、女優としておなじみの藤田弓子か、根岸季衣が美声を聞かせてくれたらびっくりするけどなぁ~。

しかし、それを補って余りあるのが小林薫。
この人のおかげでずいぶん楽しかったぞ!
「間違い探し」しとって給料もらえるんか!クソ公僕!!
「細かいのがないから立替とって」って、お前、金返したことないやろ!!
と、小物役人を好演!
さらに、『そろばんずく』以来21年ぶりの共演となる安田成美とのコンビも、『紙屋悦子の青春』の本上まなみコンビに匹敵するくらいエエ間でおもろかった。
こんなダメ親父でも、娘(於保佐代子)は見捨ててないとこも好きです。

それにしても安田成美は、かいらしかったな~。
マドンナ音楽教師やったという過去の姿が容易に想像できて、同窓会のたんび話題になるのもようわかるわ。
のんびりとした「~ですぅ」口調も、実生活でもこんな癒し家庭やったら、つくづく羨ましいな~木梨憲武。
子育ても、きっと「子どもが育つ魔法の言葉」に出てくるような用例が自然に出る人なんやろな~と思うわ。

合唱の泣き落としに屈しないスマイル建設が、おかんの鶴の一声で・・・のとことか、波岡一喜のニート卒業とか、その辺は落語ではOKかもしれんけど、映像化するんなら、『ちりとてちん』の伏線ほど張れとは言わん、せめて藤田弓子の中華屋くらいの伏線は張っといてほしかったな~。
市長:斎藤洋介と市長夫人:片桐はいりが夫婦ってすごいな。
子供の顔、なんかすごそう。
宮川大輔・花子の娘、さゆみを想像しました。


★★★


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4 コメント

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こんばんは♪ (ミチ)
2008-02-07 23:26:35
落語だったら笑って済ませるような細部が、どうしても映画にすると気になってしまうのでした。
(ニート君とかオカンの鶴の一声とかの部分・・)
硬いコトいうな~~って志の輔さんに怒られるかもしれませんが(笑)
昔から安田成美は大好きで、次生まれる時は彼女みたいな顔になりたい~~って思ってます(←←何百回生まれ変わっても無理!)
ノリさんは本当に幸せ者ですよね~。
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落語 (kossy)
2008-02-08 00:20:24
この映画を見て、落語にして喋るのって大変だろうな~て思ってしまう。どうやってあんな大勢の人を演ずることができるのか?!
やっぱり落語を聴いてみたくなります・・・
それにしても「ちりとてちん」はaq99さんの記事を読むたびに登場するけど、見てればよかったなぁ・・・たまに朝食時に見るんだけど、あの女の子はスウィングガールズ時代から役者としてかなり成長してますな。
ちなみに藤田弓子は『魂萌え』で由紀さおりと一緒に歌ってませんでしたっけ?最近どうも記憶力が・・・
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ミチ さんへ (aq99)
2008-02-09 20:07:51
ノリさんも温厚そうな方で、いい夫婦でしょうな。
見習いたい!
まだ見つけてないのですが、元ネタの落語を聞いた事のある人の比較記事を読みたいですわ~。
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kossy さんへ (aq99)
2008-02-09 20:11:53
「魂萌え」はシネカノンですが、見てないんです。

とにかく「ちりとてちん」は生涯ベスト1となりそうなドラマで、今見てる映画は、私の印象でかなり割を食ってると思います。
今からでも遅くない。
ぜひ録画マストで、再放送があれば、ぜひ~。
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