病人や障害者を演じるとアカデミー賞を獲りやすいとは、レイ・ミランドの「失われた週末」の頃から言われてきた定説のようですが、最近は実在する人物をそっくりに演じることが賞を獲る近道のようですな。
「カポーティ」でトルーマン・カポーティを演じたシーモア・ホフマン。
「Ray/レイ」でレイ・チャールズを演じたジェイミー・フォックス。
「アビエイター」でキャサリン・ヘップバーンを演じたケイト・ブランシェット。
「めぐりあう時間」でヴァージニア・ウルフを演じたニコール・キッドマン。
ちょっと遡ってもこんだけある。
人間観察芸がライフワークのイッセー・尾形が演じた昭和天皇は、私たちが主に知っている園遊会や正月の一般参賀でのそれやった。
「あっ、そう」と言いながら口をもごもごさせ、口元のシワ一本に全神経をとがらせた演技は、彼だからこそ見出せた天皇演技のポイントでしょうな。
おそらく国内では正当な評価を受けそうにないやろけど。
この芸も、今後、世にでることはなく、このフィルム一代限りの封印ネタになりそう。
平家蟹のこととなるとオタク化する天皇。
子供の写真にチューする天皇。
桃井かおり扮する皇后にやっとあえて、ちょっといちゃつく天皇。
天皇が神ではないなんて、十分すぎるどころか、むしろカワイイお人とさえ思ってしまう。
米軍兵士とバラの植え込みで撮影会をするのに、本人が出てきても誰も気づいてくれず、しまいには「チャ~リ~」とまで呼ばれてしまう、本当にあったかなかったかエピソードもいいですが、
皇后との、「あっ、そう」「そう!そう!SAW!」とやりあうとこは、夫婦というもんは、長年連れ添うと色々似てくるという最近発見した法則どうりで、やっぱ人間ですな。
それにしても、この映画の上映映画館は、ようわかりません。
大阪市内は、藤田まことの「梅田ぁ~離れてぇ~ 中津を過ぎぃりゃ~ 夢にまで見たぁ 十三よぉ~ じゅう~そぉ~~~の ねぇ~ちゃ~ん 」でおなじみ、十三のミニシアターでのみ。
だいぶ遅れて岸和田とか六甲とか中心地とは離れたシネコンで。
街宣車を避けてるんでしょうか。
こないだ、もうロードショー公開が終わったと思ってた、素晴らしすぎて見る気のしないアニメ『永遠の法』が舞鶴とか草津でやるということを宣伝する奇天烈な新聞広告を見かけましたが、お金さえだせば「近未来通信」でも「平成電電」でも広告出しよるからな~。
朝日新聞は。
★★★1/2
「カポーティ」でトルーマン・カポーティを演じたシーモア・ホフマン。
「Ray/レイ」でレイ・チャールズを演じたジェイミー・フォックス。
「アビエイター」でキャサリン・ヘップバーンを演じたケイト・ブランシェット。
「めぐりあう時間」でヴァージニア・ウルフを演じたニコール・キッドマン。
ちょっと遡ってもこんだけある。
人間観察芸がライフワークのイッセー・尾形が演じた昭和天皇は、私たちが主に知っている園遊会や正月の一般参賀でのそれやった。
「あっ、そう」と言いながら口をもごもごさせ、口元のシワ一本に全神経をとがらせた演技は、彼だからこそ見出せた天皇演技のポイントでしょうな。
おそらく国内では正当な評価を受けそうにないやろけど。
この芸も、今後、世にでることはなく、このフィルム一代限りの封印ネタになりそう。
平家蟹のこととなるとオタク化する天皇。
子供の写真にチューする天皇。
桃井かおり扮する皇后にやっとあえて、ちょっといちゃつく天皇。
天皇が神ではないなんて、十分すぎるどころか、むしろカワイイお人とさえ思ってしまう。
米軍兵士とバラの植え込みで撮影会をするのに、本人が出てきても誰も気づいてくれず、しまいには「チャ~リ~」とまで呼ばれてしまう、本当にあったかなかったかエピソードもいいですが、
皇后との、「あっ、そう」「そう!そう!SAW!」とやりあうとこは、夫婦というもんは、長年連れ添うと色々似てくるという最近発見した法則どうりで、やっぱ人間ですな。
それにしても、この映画の上映映画館は、ようわかりません。
大阪市内は、藤田まことの「梅田ぁ~離れてぇ~ 中津を過ぎぃりゃ~ 夢にまで見たぁ 十三よぉ~ じゅう~そぉ~~~の ねぇ~ちゃ~ん 」でおなじみ、十三のミニシアターでのみ。
だいぶ遅れて岸和田とか六甲とか中心地とは離れたシネコンで。
街宣車を避けてるんでしょうか。
こないだ、もうロードショー公開が終わったと思ってた、素晴らしすぎて見る気のしないアニメ『永遠の法』が舞鶴とか草津でやるということを宣伝する奇天烈な新聞広告を見かけましたが、お金さえだせば「近未来通信」でも「平成電電」でも広告出しよるからな~。
朝日新聞は。
★★★1/2
あの先輩は今何をしてるんだろう?ロック雑誌のライターをやっていたけど、もしかするとどこかの劇団に入ってたりして・・・
という思い出いっぱい。鑑賞中も思い出してしまいました!
「A,SAW!」ってちょっと英語バリエーションつけとこうかな。爆
イッセーさんのチャップリン節がぴったりはまってました。私はなーんか泣けてしまいました。
この映画のなかの天皇像は全く違うという側近の方のお話も見かけたりして・・・(汗)
真実はともかく、この作品の中のヒロヒトはあまりにチャーミングでした!
私の学生時代のクラスメイトには、常にナイフを所持する右の青年がいてましたわ・・・。
ジャパンカップ?と思ったんですが、TDLだったんですね~。
この映画、アメリカで公開されたかどうかも、あやしいです・・・。
なんでも出てる竹中直人を見るたび、イッセー尾形はどうした?と思ってたんですが、この映画でガーン!とキました。
私の中で。
宣伝も少ないし、公式ホームページなんて、情報少ない上に、海外評ばっか。
あんまり自分の名前を出して、語りたくないんでしょうね~。
私は、昔、昭和天皇は戦争責任があるとキつく思ってた派だったんで、だいぶ印象が変わりました。
ピーター・セラーズばりに、東条と山本五十六とマッカーサーもイッセー尾形が演じるなんてどうでしょう?
山下大将はもちろん水野晴郎でお願いします。
そういえば、「チャーリー」と呼ばれた時の、陛下は「チャンス」のピーター・セラーズに似てました。