『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「HERO」 釣りバカ検事

2007年10月05日 | 映画
コレ、TVのスペシャル版やったら、「今週のTVドラマ、満足度1位!」って言えるんやけどね。
TOHOシネマズの映画館では、予告篇前の劇場内でのマナー解説短編に『鷹の爪団』のアニメをやってて、映画館にわざわざ足を運ぶのは、大画面で皆と一緒に時間を共有する楽しさのためっていうのを説いてるんやけど、TVで見るべきようなもんを大画面で見て時間を共有するってのはどうもな~。
まぁ、『冬のソナタ』を劇場で一緒に見よう!なんてことをやってる映画館やから正しいのかもしれんけど。
とにかく、始めの1時間くらいは、映画館でTV見てる状況にイライラしどうしでしたわ。
こんなんで金とんなよ~!
それに吊られて見てる、俺、バカ!!

それでもTVシリーズを見てきてたから、段々なれてきておもろなってきた。
シリーズ屈指の面白さやった第4話「彼に教わったこと」と、城西支部ってこんなにエエねんでの第7話「君に会えてよかった」を膨らました感じで、無銭飲食:梶原善と放火犯:古田新太、警察:宇梶剛士と特捜:香川照之の役回りが似てる第4話からは車の駐車ネタまでいただき。
脚本家:福田靖は同じやからパクリやないんでしょうけど、6年もあったんやから新ネタ考えようよ。
プロデューサーに亀山千広を迎えたから『踊る大捜査線』色も濃く感じられる。
予算を韓国ロケ(釜山映画祭の計算もあったんやろ。商売上手!)に使わんと、USBメモリーの行方とか、被害者の婚約者だけでなく被害者家族もちゃんと傍聴席に座らせとく的な細かいきちんとした設定に金かけろと思いましたな。
間違いなく『2』もありやけど、キムタクがイヤと言ってるあいだはできないんで、スピンオフ企画やろな~。
阿部寛の『でかっ!検事 芝山貢』か、
八嶋智人と小日向文世の『検事事務官はつらいよ』。
どっちも映画向きやないな~。

城西支部の内装の雰囲気が若干変わってしまってたんが残念(SP版よりましやけど)。
宇多田の歌がエンディングにないのが、ここまでTVっぽく作ってたのに、なんで?という気がしてたまらん。


★★1/2