『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「300」 300人の死にざま

2007年07月15日 | 映画
全米大ヒットというのがようわかります。
なんか「300」軍団ってアメフトみたいやもん。
ヨロイつけて、一糸乱れぬ作戦通りに動いて、勝利した暁には雄叫びあげる。
戦闘の流れも、第一ピリオドの人壁作戦から、第二ピリオドで仮面の忍者、第三ピリオドで象とサイ、第四ピリオドでオカマと、実にわかりやすくハデにやってくれる。
本来こんな映画は大好きなはずなんやけど、最初のスパルタ流子育てにドン引きしてしまったわ~。
さらに、元スパルタっ子という奇形キャラのエピソ-ド。
コイツも、素直に死体処理の仕事をやりゃいいものを、どうしても戦場で戦いたいとダダをこねるもんだから、結局スパルタ軍を逆恨みするって・・・?

一応、マイルールとしてソンビ映画を撮った人は出世すると思てるんやけど、ここは通過点やと思いたいね。
ザック・スナイダー、あんた、まだまだやれるって!!

結局この「300」の戦いざまが、後に1万人の動員になって、スパルタ戦士の意志は受け継がれてたってことやけど、これもな~。
和の心のある私は、1600人が60人になったという、関が原の戦いにおける薩摩藩島津軍の、10万余りの家康本陣前を突き抜けた敵中突破の方がグっとくるな~。
これこそが、明治維新の遠因になってるんやって!(みなもと太郎「風雲児たち」より)


★★1/2