『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「転校生 -さよなら あなた-」 ミュージック&リリックス

2007年07月02日 | 映画
「A MOVIE 大林宣彦」という文字を見るのは『淀川長治物語・神戸篇 サイナラ』以来なんで大林映画って久しぶり~。
斜め画像、落ち着かないカメラワーク、異様に多いカットの連続に、その昔“映像の魔術師”と呼ばれてたことをすっかり思い出させられたわ。
大林宣彦監督69歳。
ほとばしる現役感の発露には、大林自身が「10年に1人の女優」と言った蓮佛美沙子(むしろ原田貴和子似)をわしの力で「女優にしたろ~」と思惑があったにしても、中学生レベルの恋する目線で、心ときめかしながら撮れるってのは、ほんまエライわ~。
ヒロシが演じた変態イタズラ医大生って、やっぱりちょっとしたカミングアウト?

『転校生』といえば、若干17歳にしてトップレスを演じきった小林聡美のプロ根性ですが、もちろん『転校生』というくらいだから、いくら期待のニューホ-プといえど、避けて通るわけにはいくまい。
しかし、下着姿でうろちょろか、背中越しのブラはずしどまり。
「ちんこ!」とか「ちんぽこ!」とセリフで言わせてただけに、いつ出るか?出るやろ?出ぇへんの?と思てる間にもう終盤。
中学生イズムあふれる大林監督は裏切りませんね!
脳内でエロを感じさせる大林エロチシズムあふれる、あの旅館で一夜のシーンでの、蓮佛嬢の赤らんだほっぺは、キますよ!!
ここで、我に帰って手ブラをする男優の方をムカついたりするんですが、相方の方は、私も認めてる“俳優界のナントカ王子”と言ってもいいくらいのゴールデンボーイ森田直幸。
『女王の教室 エピソード2』、『芋たこなんきん 戦中篇』、『TV版 佐賀のがばいばぁちゃん』と常にキーマンの役をやってました。
彼とか濱田岳とかの顔立ちは、安心できるんよね~。
「お前なら許す!」という気になっとたわ。
ついでに、蓮佛の恋人役をやってた厚木拓郎という人は、オデコと頭の感じが尾美としのりに似てて、すでに大林映画に5本も出てるって、やっぱり平成の尾美としのりなんとちゃう~。
あと、高橋かおりと一緒に友情出演的に出てる大柄な女優は、勝野雅奈恵。
名前のとうり勝野洋(テキサス)とキャシー中島の娘で、大林映画ファミリーなんやね~。
大林映画、見てないあいだに、いろいろあったんやね~。
これからは、また見始めます。


★★1/2