『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「ブッラック・ダリア」 ハード・ボイルドか・・・

2006年11月18日 | 映画
この原作を映画化するにあたり、ブライアン・デ・パルマ監督は、「映画化する方法がわからなかったんだ」と言ったそうだが、さて困った。
なにを書いていいのかわからん。
ハードボイルド、苦手なんです。

昭和レトロというだけで、星が1/2くらいアップする日本映画のように、1940年代を再現すると、評価がよくなったりするんでしょうか?
デ・パルマの最高傑作という声がもれ聞こえるほどでしたが、見ればいつもどおりデ・パルマファンが喜ぶだけの映画だったという気がします。
狂わんばかりのデ・パルマジックも抑え目なんで、雰囲気、ストーリーともについていけなかった身としては、たいそうつらい時間を過ごさせられる羽目になりました。
ハードボイルド、苦手なんです。

いつもどおりヒッチコックの引用がいくつか見られましたが、
『サイコ』でお母さんに扮したアンソニー・パーキンスが、ワ~っと襲ってくるとこみたいな感じの、富豪の奥さんが二階の廊下を突如現すシーン、あの婆さんの容貌もあいまって怖かったです。
楳図かずお漫画の擬音の文字を背負って走ってるみたいで。

評判の悪い今作のヒラリー・スワンクですが、フランシス・マクドーマンドに似てなかった?
あっ!コーエン兄弟のハード・ボイルドは好き!!


★★