『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「レディ・イン・ザ・ウォーター」 俺だって子供だ!

2006年10月30日 | 映画
子供が生まれたことによって、創作意欲が湧いたり、新境地を開拓したりする映画人は、ティム・バートンを筆頭に、ブラッド・バードとか、宮藤官九郎(「文春」の連載オモロイ!)とか、みな実にイイ仕事をしてます。

子供のままの大人。
ニューズ・ウィーク誌が、彼を“第2のスピルバーグ”と呼んだ「シックス・センス」以降の作品が、なかなか世の満足を受けないも、まぁあれだけの作品の後なんだから、2~3作は我慢して見たれよというのが本音で、「アメコミみたいなスーパーヒーローがおったらい~のにな~」と、もやしっ子が思う映画「アンブレイカブル」、「宇宙人って本当にいるねんで!オレ見たもん!!」と、矢追説(もしくは反と学会)+キリスト史観を絡めた「サイン」が続き、さすがの私もシャマラン・ワールドに見切りをつけかけたのだが、次の「ヴィレッジ」が幼児への残虐な犯罪があいついだ時期の中で見た映画だったので、たいそう共感を覚え、もし私も彼らの立場ならヴィッレジ・ピープルの一員(ゲイという意味でなく)になりたい!と思わせるに十分な映画で、シャマラン家にも子供生まれたんちゃう?と勝手にほくそえんでおりました。

「ヴィレッジ」が子供が生まれて作った映画とするなら、次のこの映画もたいそう期待できそうです。
なにしろ稀代のストーリーテラー:シャマランが、自分の子供にしてたオリジナル寝物語なんでしょ。
きっとシャマランの子供ならずとも、わくわくドキドキで、「次、ど~なんの?早く、早く、続き~」とせがまれても、「また明日、おやすみ」。
な~んて感じじゃない?
そんな感じした?
なんか、お父さんの自慢話ばっかり聞かされてる気分だった!
そんなん、自分の子供以外楽しいわけないやろ~!!
まだ「ズバーン!」とか、「ドギャーン!」とか擬音語だらけの、ブラッカイマーが話しそうな寝物語なら映画化しても、そこそこ楽しいいぞ。
たぶん。
そういえば「スチュアート・リトル」も全然おもしろなかったけど、実はこんなん苦手とちゃうん?

俳優陣も、「シンデレラマン」ではいい味出してたポール・ジアマッティは、ただのうっとうしい中年のままで、
「ブロークン・フラワーズ」ではしゃべくり漫才が面白かったジェフリー・ライトは、黙ってパズルばっかりしてるし、
「ヴィレッジ」では綺麗かったブライス・ダラス・ハワードも、ずっと電波系の女にしか見えませんでした。 
さらに、猿、鷲、狼と最近馴染みのファンタジー映画キャラたちも、ドショボ。
どこが作ったかと思えば、ILMやん!
ますます、WETAと差がついちゃったよ~。


★1/2