『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「もしも昨日が選べたら」 減点パパ

2006年10月12日 | 映画
こういう「お父さんモノ」映画って、見ててホント安心できるなぁ~。
「ほら~、私がやってる育児に間違いないでしょ」って気にさせてくれるもん。
こんな接し方でいいのだろうかと道に迷うことが多いから、いろいろ再確認させてくれます。
「経済的豊かさを追求するばっかりに、大切な何かを失う」パパの映画。
パパ、こんなお父さんとちゃうでしょ。
ウチの庭のツリーハウスも作りかけのまま放置してなかったかな?
庭、ないがな!

ざっと「バック・トゥ・ザ・フューチャー」+「素晴らしき哉、人生」って感じ。
クリストファー・ウォーケンなんて、出た時から怪しさ満点だと思ってたもん!
デヴィッド・ハッセルホフの上司、伊原剛志みたい。
ゴリラメイクだけでなく実は老化メイクも得意にしてるリック・ベイカーが、アンチ・エイジング若返りメイクまでやって、新婚時代から、死ぬ直前までを同じ役者で演じさせたとこも、見物。
でも、コメディ映画らしく、小ギャグが、いちいち面白かった!
アラブ人の名前ネタとか、隣のクソガキとか、お犬様とか、もちろんリモコンもね。
ロックTシャツネタ、未来のアダム・サンドラーは誰のシャツ着てたかちょっと気になりました。
子供の時に何気なく言ってしまった暴言って、子供の方からしたら、すごく残るわけで、こういうの気つけないとな~。

それにしてもだ!
サンドラーの野郎、若い時分はどう見てもモテネ系の野郎なのに、別嬪なベッキンセールを嫁さんにできて、それだけでも十分幸せなはずなのに、
結婚後何年かしたら、夜の営みも早送りしたくなるほどになるとは!!
いくら美人でも結婚したら、三日で飽きるということか。
やっぱり飯作るのが上手い方がいいということか?
リアルだ。

見てる人の期待どうり、やりなおしがきくわけなんだけど、サンドラー親父のヤツ、どうにも育児のいいとこどりしてる気がしてならない。
映画の中盤で言ってた嫁さんの「10分だけでもいいから子供みてて」という育児に疲れた赤信号の叫びを理解したかどうか、あのキャンプの計画だけでキャーキャー言ってる姿からはどうも怪しい。
トイレで用をたせるようになった喜びは、言葉が喋れない時分から「トイレに行く~」というサインを読み取り、オムツを脱がせて、子供を抱えて、便座にのせて、結局スカで、腰が痛くて、5分も経たない内にまた「トイレ~」って言い出してるっぽくって、決して怒ってはいけなくてって思いを何度もしてこそ大きく感じるわけで、
スヤスヤ寝てる健やかね寝顔も、昼夜逆転して夜泣きしてる最中ず~っと抱っこしながら部屋中歩き回って、寝たかな~と思ってそ~っとベッドにおいた途端にまた泣かれて、卒乳時の泣いてるけどどうしようもできない思いもしたからこそ大きく感じるわけで、
やっぱ、リモコンほしい。
あっ!ミュート機能しか使いませんよ~。
最近また始まった1歳半坊やの夜泣き、最恐~!

この映画と同じく「経済的豊かさを追求するばっかりに、大切な何かを失う」のがイヤで、嫁に出世の邪魔をされ、あげく会社を辞め、主夫になることを選んだ「デスパレートな妻たち」のトム・スカーボーが今後どうなっていくのかとっても気になってます。


★★★