『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「ピンクパンサー」 大画面に栄えるスティーブ・マーティン

2006年05月15日 | 映画
劇場未公開の帝王スティーブ・マーティンの、超~久々劇場公開作品。
なんせデビュー作「天国から落ちた男」が、全米での興行成績がその年の「スター・ウォーズ帝国の逆襲」「クレイマークレイマー」に次ぐ第3位の大ヒット作でありながら、アメリカン・コメディのため、全く受けいれられず確か1週間で打ち切りだったかと思う。
その後のカール・ライナー監督&スティーブ・マーティンコメディに良作が続くも、全部未公開。
運良く、ちょうどこの頃レンタル・ビデオの隆盛期と重なってたんで「未公開の玉」扱いで容易に見れました。
7年かかって「リトルショップ・オブ・ホラーズ」のサド歯医者でブレイクしてからの作品は軒並み劇場公開。
で、また潜伏期間があって、ちゃんとした公開は、たぶん96年の3月に公開された「花嫁のパパ2」以来だと思います。
ほぼ10年か~。
な~んも変ってないわ!この人!!

「ピンクパンサー」のフォーマットを借りていながらも、自身が脚本に参加してるだけにスティーブ・マーティン節が全開!
特に「ハンバーガー」ネタからニューヨーク上陸までの快テンポが、彼らしくてよかったです。
小ネタも、満遍なくいい具合に散りばめられていて、スティーブ・マーティンファンなら飽きない。
とは言え、全般的に古いギャグや笑いが多いので、ビデオで見てたら退屈してたかも。
大画面で強引に郷愁を感じながら笑わせてもらった。
アカデミー賞を「ワンダとダイヤと優しい奴ら」(ポスターのデザイン真似した?)で初ノミネート&受賞したケビン・クラインに「名誉賞を7回もノミネートされているのに・・・」と嘆かせるセリフを吐かせ、映画内では、逆に初ノミネートであっさり貰うスティーブ・マーティン。
現実は、コメディミュージカル部門に分かれてるゴールデングローブ賞でさえも5回ノミネートで受賞ならず、アカデミー賞に至っては、司会すれども、ノミネートすらされていない。
出演者に「○○」での演技はアカデミー賞にふさわしいと、しょっちゅう言われてたけどな~。
自虐ネタと受け取りました。

それにしてもだ。
金子達人仁の本命(本日付)フランスチーム。ホームで中国相手にあんな苦戦を強いられるとは、ワールドカップ大丈夫?


★★1/2