京都楽蜂庵日記

ミニ里山の観察記録

セイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)

2019年06月01日 | ミニ里山記録

 

鋸草牛曳き出して村娘    中谷朔風

 セイヨウノコギリソウ (Achillea millefolium) 。隣の空き地に咲いていた。ヨーロッパ原産のキク科ノコギリソウ属の多年草の1種。別名ヤロウ (yarrow) とも呼ばれる。繁殖力が強く、本州と北海道の一部で野生化している。日本のノコギリソウ(Achillea alpina)とは葉を見れば、ハッキリした違いに気付く。属名のアキレア(Achillea)は、ギリシャ神話に登場する英雄アキレスが本種を傷薬として利用したことに由来するともいわれ、古くから傷の治療や血止めに用いられていた。紅色や深紅色の園芸品種がある。

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