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Remembrance 2006/09/06-2020/06/08  2020/07/01-

   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

奈良物語館(奈良市)

2024年03月12日 | 旅(奈良)
奈良町にある「奈良物語館」の前を通りました。

https://www.facebook.com/naramachimonogatarikan/?locale=ja_JP

「手作り作品」の幟に誘われて中へ入りました。

丁寧に作られている作品が並んでいました。
袋、洋服、アクセサリー、七宝焼き、ストール等々。
原画の水彩画を絵葉書にして売っておられる方がいらっしゃいました。

東大寺、二月堂、興福寺、浮見堂、鹿さんのいる奈良公園…。
私の大好きな景色ばかりが描かれています。
裏面全体に描かれた景色には、モノトーンのものと、カラーのものがありました。
1枚100円(7枚500円)のモノトーンの絵葉書にも、1枚400円のカラーの絵葉書にも心が惹かれました。
が、今回私は、裏面にも文章が書けるタイプのもの(7枚500円)を1セット買い求めました。

家に帰って、並べてみました。
どれもどれもすばらしいです。


この絵葉書の作者畠山さんは「里山からの風便り」に出品されているとのこと。
次回は3月20日~22日に奈良町物語館へ来られます。
みなさんも是非覘いてくださいね~。






月ヶ瀬梅渓(奈良市)

2024年03月10日 | 旅(奈良)
去年に続き、今年も奈良市月ヶ瀬にある「月ヶ瀬梅渓」へ梅見に行きました。

昨年3月8日(水)の様子は、2023年03月11日のブログに詳しく書きました。

今年は3月7日(木)。
天気の良い日を選んで行きました。

10時40分 梅の資料館に入館

資料館近くの垂れ梅 

   

     

  

ロウバイ  


11時20分  



マンサク  



今年も焼きたけのこの店が出ていました。

  


梅公園 
呉服枝垂(くれはしだれ) 

とてもきれいですが、昨年はもっと紅色が目に飛び込んできたような気がします。
  


  


     




今年の梅見の昼ご飯は、美晴荘別館のボタン鍋。
平日ですので予約せずに行きました。

12時15分  

    

窓の外は梅・梅・梅 


ぼたん鍋(二人前)  

美味しいイノシシでした。
野菜もたっぷり。

玄関にあった色紙  

   桂米朝さん    ため息で くもに待つ夜の ぬれ枕

食事時間は1時間半  

ゆっくりと食事ができて大満足。

篠山の「いわや」で食べたボタン鍋のことを懐かしく思い出します。
「いわや」のボタン鍋は抜群においしかったなぁ・・・


天神社には八代亜紀さんの紅梅、月ヶ瀬小唄の歌碑があり、月ヶ瀬小唄が流れていました。

天神社  

月ヶ瀬小唄  

亜紀の紅梅  

    

   「植る掌に 紅こぼるるや 亜紀の梅」

※「雨の慕情」や「舟唄」などのヒット曲で知られる歌手の八代亜紀さんは2023年12月30日にお亡くなりになりました。73歳でした。
八代亜紀さんは2023年9月に膠原病の一種である抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎(指定難病)と急速進行性間質性肺炎を発症し、療養されていました。

 

  

食後のデザート  

             果肉入り梅ソフト(450円)





盆梅販売店  

    


14時45分 真福寺 


  




アセビ  

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https://tsukigase-kanko.or.jp/

鹿せんべいとサツマイモ

2024年03月05日 | 旅(奈良)
昨日は、「最近の鹿さんは鹿せんべいを喜ばない」と書きました。
が、日によっては、鹿さんは観光客に鹿せんべいをせがみます。

この日は雨模様。
あちらでもこちらでも、鹿さんは、鹿せんべいを持っている人に頭を下げていました。


  




鹿さんたちはサツマイモが好きなようです。

 

   



このしっぽの形は珍しいような。

  



奈良公園の梅林  

  

1本の木に白色とピンク色の花が咲いていました。

    

天気がよくないので、ウメを見に来ている人はほとんどいません。

ウメと鹿  


鹿御一行様が私の前を横切って行きました。
女性に付いて行く鹿さんたちの数の多さに驚きました。   

   

奈良公園の鹿

2024年03月04日 | 旅(奈良)
奈良公園に生息するシカは国の天然記念物に指定されている野生動物です。
その数は、オス217頭、メス806頭、子ども82頭、全部で1105頭がいます。(令和3年7月の調査結果) 
(https://www3.pref.nara.jp/park/1003.htmより引用)


修学旅行生対象のおみやげものには鹿関係のものが多くあります。

330円  

1,100円  

1,100円、1,300円  

1,200円  

こんなのをかぶっている子たちをよく見かけます。
とてもかわいらしいです。

こんなのが似合う年齢はいいなぁ。
私はいつもそんな思いで見ています。


東大寺中門  

中門から見た大仏殿  
左にある大きな木は菩提樹です。



鹿のえさは、「鹿せんべい以外は絶対にあげないで下さい。虫歯や中毒などの病気になり死んでしまいます。」ということです。
が、最近はあまり鹿せんべいに興味を示さない鹿さんが多いように思います。

 


この鹿さんも鹿せんべいが落ちていても全く関心を示しません。


「どうぞ」と鹿さんにせんべいを差し出しても、全然食べてくれず、がっかりしている観光客が多くいます。

先日、孫は、私が昨秋奈良公園で拾った50個ほどのどんぐりを持って、奈良公園へ行きました。
ドングリは喜んで食べてくれたとのこと。

鹿さん、どんぐりは大好きなようです。
今年の秋にはもっといっぱいドングリを拾わねば!!と思っています。

ならみんぱく梅まつり(奈良県立民俗博物館・大和民俗公園) その4 古民家

2024年02月28日 | 旅(奈良)
大和民俗公園内には、奈良県の古民家9軒が移築されています。


【町屋集落】
【国中集落】
【宇陀・東山集落】
【吉野集落】
の4つのゾーンに分かれていました。



【町屋集落】 

■旧鹿沼家住宅  

   


     

■旧臼井家住宅は、蔵が修理中のため、閉鎖されていました。



    

ヘルメットを借りて、現場へ。
修理中の蔵の見学ができました。

   

       

       

          

更に5㎜ほど土壁を塗り重ねて、その上に漆喰を塗るようです。
乾くのに時間がかかるので、なかなか作業が捗らないようでした。  

   
【国中集落】  
■旧吉川家住宅  

    

      



■旧萩原家住宅  
  
 







■旧赤土家離座敷  

    おひなさま   


【宇陀・東山集落】 

■旧八重川家住宅   

    

        


■旧岩本家住宅  

旧岩本家住宅の茅葺の屋根はかなり傷んでいました。
次の修復工事は旧岩本家住宅の屋根の葺き替えでしょうか。

茅葺屋根は20年くらいしか風雨に耐えられないそうで、メンテナンスが大変です。
でも技術が受け継がれていくためにはそれぐらいの期間でのメンテナンスがちょうどよいのかもしれません。

旧岩本家住宅では、13時から青丹雅楽会による雅楽の演奏会が行われました。






ホデ(べんけい)  

わらの小束でつくった魚さし(ホデ)に魚を刺していぶして保存食を作ったそうな。

そんなのんびりした暮らしが羨ましくもあります。
でも、冬の寒さは厳しかっただろうと思われました。


■旧松井家住宅は、茅葺屋根の修理中のため、閉鎖されていました。
茅葺作業の様子を間近で見学させていただきした。

 

     

      

  


【吉野集落】(茅葺ではありません)  

    

■旧木村家住宅  







■旧前坊家住宅  








古民家を7軒すべて見て回って、スタンプの押印完了!


プレゼントに一筆箋をいただきました。

ならみんぱく梅まつり(奈良県立民俗博物館・大和民俗公園) その3 梅まつりイベント

2024年02月27日 | 旅(奈良)
国中集落芝生広場ではイベントが催されました。

11時からは、なら楽鼓の会の皆さんによる和太鼓の演奏。
威勢の良い太鼓の音に誘われて広場へ向かいました。







たこ焼きやこんにゃく、お米や野菜を売るお店が出ていました。



12時からは、八房流南京玉すだれ。


      

                     

  

    

       

暖かくて、イベント日和でした。

ならみんぱく梅まつり(奈良県立民俗博物館・大和民俗公園) その2 民俗博物館の展示

2024年02月26日 | 旅(奈良)
奈良県立民俗博物館の入館料は大人200円です。
が、65歳以上の人は無料とのこと。

「私は無料かぁ…」
ちょっと寂しい想いで、無料入館をしました。

2月24日25日の梅まつりでは、古民家のスタンプラリーを実施しているとのことで、スタンプ用紙をいただきました。
スタンプを集めてくると、小さなプレゼントがいただけるとか。
展示物を見た後、園内を歩いてスタンプラリーを楽しもうと思いました。


民俗博物館ではいろんな知識を得ました。
懐かしい気分にもなりました。

農村の四季
農具
クライヌケ  

クライヌケ:米がこぼれないように入れるため俵の口にあてる俵じょうご

筵機(むしろはた) こも編み

   

昔の暮らし
小学校の音楽の教科書  

表紙の絵の雰囲気は全く異なりますが、私の音楽の教科書もこんなサイズだったような気がします。
  
かまど 

      羽釜(はがま) かんす 十能(じゅうのう)
羽釜は処分しました。
十能はまだ納屋に残っています。

火鉢 五徳  
このような火鉢がうちの納屋にはまだ残っています。

豆炭あんか  
夕方、母が練炭で豆炭に火を点けて、あんかを布でくるんで布団の中へ入れたという記憶はしっかり残っています。懐かしい道具です。
納屋では見ないので、電気あんかになった頃にこれは処分されたのでしょう。

冷蔵庫  

子どもの頃、母について近所の鶏やさんによく行ったのですが、左のような冷蔵庫から鶏が取り出されたような気がします。
うちは右の小さな冷蔵庫からスタートしたように思います。

洗濯機  
子どもの頃、脱水のハンドルと回した記憶があります。

地域のものづくり

林業用具
木馬キンマ出し  

奈良茶碗  
「奈良茶碗」は初めて知りました。
奈良では茶粥を食べるため、大きな茶碗なのでしょうか。

「チャンブクロ」のことを「チャブクロ」と呼んでいましたが、母は番茶を沸かすときに使っていました。

川と人のかかわり

奈良には、4つの水系:大和川、淀川、紀ノ川(吉野川)、新宮川があるようです。


明治22年の豪雨被害で多くの集落が水没する被害があったので、十津川村の600戸2489人は北海道へ移住し、新十津川町を作ったのですね。


ならみんぱく梅まつり(奈良県立民俗博物館・大和民俗公園) その1 梅

2024年02月25日 | 旅(奈良)
2024年2月24日は良い天気でした。

「梅を見に行こう!!」と思い付き、大和郡山市にある「奈良県立民俗博物館・大和民俗公園」へ行きました。
2月24日、25日はちょうど「梅まつり」でした。

みんぱく梅林(140本)
 
    
  
     

ウメは見ごろを少々過ぎてはいましたが、きれいでした。

枝垂れ梅 



   


ロウバイ  


ボケ  

猿沢池(奈良市)

2024年02月21日 | 旅(奈良)
猿沢池は、興福寺五重塔が美しく見えるところで、私のお気に入りの場所です。

★冬だというのに暖かい日の午後。
ぼ~とベンチに座っていました。


小さな茶色い水鳥が数羽泳いでいました。
この鳥はちょっと長めの潜水ができるようです。

  

白黒の水鳥も一羽いました。

  




ハトもいます  

いつのまにやら、すいすいと東の方へ行ってしまいました。
自由で幸せな鳥です。

  


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

★別の日の猿沢池。
曇天でしたが、ほとんど無風。

      

三重塔の水煙も少しだけ見えます。

  

中金堂が池に映っています。

        


奈良公園144回目のバースデー  2024年2月14日

2024年02月18日 | 旅(奈良)
2月14日は奈良公園のバースデーでした。
今年は144回目だそうな。

バースデー花火を見ようと、奈良公園へ向かいました。

先ずは興福寺中金堂前。
18時過ぎでしたので、堂前の広い空間に点る瑠璃色の灯りがとてもきれいでした。

夜参り提灯を持つ人たちが歩いて行きました。
白い光に写っていますが、本当は瑠璃色です。

   

     

興福寺参道(北へ向かう道)の光オブジェ

  

     

しあわせ回廊 なら瑠璃絵  


東大寺大仏殿に向かいました。

南大門の南には露店が出ていました。

   

南大門  

ライトアップされた金剛力士立像

東側に立つ像  

       

西側に立つ像  

             

何度見ても大好きな像です。
マッスル競技会に出たら優勝しそうな力強さですね~。

中門外側からは拝観できますが、大仏殿は拝観できないので、境内はひっそりとしていました。
静かで華やかな灯りでした。
金銅八角燈籠も落ち着いた感じで浮かび上がっています。
観相窓は開いていて、大仏様のお顔が見えました。
静かにこちらをご覧になっておられました。
 
  

      

            

奈良公園バースデーのイベント会場、春日野園地です。
ジャスミンさんが歌っていました。

    

暖かい夜でした。

19時30分少し前、みんなでカウントダウン。
5、4、3、2、1、0。
ピッタリ「0」で1発目の花火が上りました。
おみごと!!

12分間ほどでしょうか。
やっぱり冬の花火はいいわぁ~!!
※私のカメラではきれいな花火が撮れないため、写真は一枚も撮っていません。
見ることに専念しました。

春日野園地は広い空間ですので、人混みがなく、ゆっくりと冬の空を見上げることができました。
幸せな時間を過ごし、私は大満足で帰りました。

  

    

なら瑠璃絵最終日の夜でした。

なら瑠璃絵2024(奈良市)

2024年02月13日 | 旅(奈良)
奈良では、2024年2月8日(木)~14日(水)、「しあわせ回廊 なら瑠璃絵」
theme of the year 「奈良の夜に誘う 安寧の輝き」が開催されています。

開催場所は、奈良公園一帯・萬葉植物園・春日大社・興福寺・東大寺です。
https://rurie.jp/


私は、2月10日(土)、夜間拝観に行ってきました。

■興福寺 中金堂前   光の演出2/8(木)~2/14(水)17時~20時
私が到着したのは17時半。
青い光が中金堂前で輝き始めていましたが、まだくっきりとした灯りではありません。

  

■春日大社 https://www.kasugataisha.or.jp/
燈籠点灯 (御本社東西御廊釣燈籠点灯及び)一之鳥居~二之鳥居までの仮設燈籠点灯 ※2月10日(土)~12日(月)

春日大社の参道を、一の鳥居から二の鳥居の方へ歩いて行きました。

  


   


   

              

国宝殿/プロジェクションマッピング    18時~19時45分
https://www.kasugataisha.or.jp/museum/exhibitions/

    

鼉太鼓(だだいこ)のレプリカが並んでいます。
https://wanderkokuho.com/201-05383/

      


プロジェクションマッピングを見た後、東大寺大仏殿へ向かう辺りで小雨が降ってきました。
小さな傘が大いに役に立ちました。

■東大寺 
大仏殿、中門、南大門、金剛力士立像のライトアップ、観相窓の開扉、金銅八角燈籠の点灯  2/8(木)~2/14(水)いずれも20時まで

観相窓が開いていました。
大仏様も光と音の演出を楽しまれているでしょうか。

  

      

大仏様のお顔  

  

八角燈籠  


大仏殿夜間特別開扉 2/10(土)~2/12(月)18時~20時 ※拝観料無料

半年ぶりに大仏様にお会いしました。

  

    

光と音の演出はけばけばしくなく、控えめなものでした。

  

        

    

市制70周年記念ピンバッジ(奈良県大和郡山市)

2024年02月04日 | 旅(奈良)
今年、大和郡山市は市制70周年だそうです。

https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/soshiki/kikakuseisakuka/event/shisei70syuunen/14068.html によると、
「市制70周年記念ピンバッジが1月23日(火曜日)に販売開始」
されました。

田原本町へパフェを食べに行った日、私は大和郡山市役所の4階に上がり、一つ買い求めてきました。

ポスター  

素直なデザインで、すてきです。
でも、一つ希望を言うなら、「2024」という数字もバッジに小さく加えてほしかったなぁ。
数年後には、70周年がいつだったのかが私にはわからなくなりますからね。





大和郡山市役所  

さすが金魚の町大和郡山です。

           

市役所構内のポスト  
ポイを持っているのがおもしろい!!

庁舎前のベンチ  

    
  
       



なら瑠璃絵2024 (Since 2010)

2024年01月27日 | 旅(奈良)
なら瑠璃絵2024は、2024.02.08-02.14に開催されます。 
 
なら瑠璃絵では数多くのイベントが同時多発的に開催されます。

01 オープニングセレモニー          
02 夜間拝観
03 光の演出
04 夜参り提灯
05 花たんざく販売
06 瑠璃絵マーケット
07 しあわせココアの販売
08 奈良公園バースデーイベント

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私は、
■興福寺 中金堂前 光の演出 2/8(木)~2/14(水)17時~20時
■東大寺 大仏殿夜間特別開扉 2/10(土)~2/12(月)18時~20時 (最終入堂19時45分)      ※拝観料無料
■東大寺 大仏殿、中門、南大門、金剛力士立像のライトアップ、観相窓の開扉、金銅八角燈籠の点灯  2/8(木)~2/14(水) いずれも20時まで
■奈良公園の144回目のお誕生日イベント
2024年2月14日(水) 19時~  春日野園地
※花火は19時30分~  ※荒天中止時、順延なし
等が気になります。
体調と天気がよければ、行こうかしら。

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詳細は下記をご覧ください。

猿沢池の周囲の外灯とスマホ撮影(奈良市)

2024年01月26日 | 旅(奈良)
猿沢池の周囲で、外灯の整備をしている人たちがいました。


              

外灯はずっとこんなんだったかしら。
外灯の形状をほとんど意識したことがなかったことに気が付きました。

まんまるタイプもありました。




 

形状が統一されていないのことにちょっと驚きました。




スマホで写真を撮っている高齢者のご夫婦がいました。
「奥さんと五重塔」の写真をご主人がカシャ。
次は「自分と五重塔」の写真を撮ってもらおうとポーズをとるご主人。
残念ながら、奥さんはスマホ撮影に馴れていないらしく、画面の違うところを触ってしまうようです。
「どこを触っとるんや」
何回もご主人がスマホを手に持ち、カメラの撮影画面に戻していました。
「ここを押すだけや。なんでそれができへんねん」
「そんな向きでわしは入ってるか?」
「もっと後ろに下がらないと五重塔が入らないやろ」
ご主人の声ばかりが聞こえてきます。
お手伝いを申し出ようかしらとも思いましたが、余計なお世話かもと思って、私は食事を続けました。



やっとカシャという音。

その後、お二人は向こうの方のベンチへ。
遠目には仲の良さそうなご夫婦に見えます。

   

しばらくしてお二人は私の前を通って行かれました。

   

このご夫婦は毎日こんな関係(なにがあっても、結局ご主人の後ろを静かに歩いて行く奥さん)で暮らしておられるのだろうなぁと思いながら見送りました。

定点チェックをしていると、いろんなご夫婦や恋人を目にします。
でも一緒に奈良観光をするぐらいですから、どのペアも仲の良い(と思われる)二人で、救われます。