お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

組ねぷた(黒石ねぷたまつり)

2018年10月11日 |  💑 青い森の祭り.

  五段で構成される「高蘭」と呼ばれる台上に武者が身構える(見えを切る)のが
  津軽青森の人形ねぶたである。これが青森ねぶた、五所川原立佞武多へと発展
  したといっていいだろう。つまり、このねぶたが大型人形ねぶたの原型なのだ。

  参照:①青森ねぶた(昼ねぶた)   ②五所川原立佞武多(2015) 

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ねぷた犬(黒石ねぷた祭り)

2018年10月10日 |  ♨温泉地の犬・猫

青森県津軽の風物詩である黒石ねぷた祭りの運行はとてもフレンドリーだ。
家族連れや、町内会の面々がそれぞれのスタイルで自慢の扇ねぷたを曳く
中、一際目立つ曳手がこのワンちゃん。一人前にねぷた祭りの袢纏を纏う

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お囃子衆(黒石ねぷた祭り)

2018年10月09日 |  💑 青い森の祭り.

黒石ねぷたは町内単位の参加がほぼ。そして囃子を演奏するのも町内会の子供たちが
主役なのである。大人はあくまでもサポート役。弘前ねぷたや、青森ねぶた、五所川
原立佞武多のように、豪・勇壮ではないがそれが祭を素朴で昔懐かしい物に仕上げる。

参考:黒石ねぷた囃子は「進め」「止まれ」「戻り」の三種類の調子がある。演奏は
   横笛、太鼓、鉦〔てぶりがね〕そして曳き手はリーダーに促され、行きは「ヤー
   レヤーレヤ」、帰りは「ねんぷたの戻(モ)ンドリコ」と声を掛け合ながら行進。

参照:① 青森ねぶたの大規模組織化された ね ぶ た太鼓(青森ねぶた21)       
  
 ② 青森ねぶたの大規模組織化されたねぶた手振鉦(青森ねぶた21) 
   
弘前ねぷたまつりの組織化された子供太鼓隊(弘前ねぷたまつり)
   五所川原立佞武多の組織化されたえぶり太鼓(五所川原立佞武多) 

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扇上の笑顔(黒石ねぶた)

2018年10月08日 |  💑 青い森の祭り.

映像:扇ねぷたのお立台にはシャボン玉を吹き出し娘さんが笑顔で応える 

黒石ねぷたの中型・大型では扇の上に人が乗れるスペースがあるのが多い。
もともとこれは頭上の枝払いや電線を持ち上げ扇ねぷたを守るためものだ
ったが、今では観客や曳手を鼓舞する演出用だ。祭りでは女性が華やかだ。

参照ねぶた乗組員(弘前ねぶたまつり)

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見送り絵(黒石ねぷた 背面)

2018年10月07日 |  💑 青い森の祭り.

絵燈篭がゆらゆら目の前を通過ぎると美人画見送り絵が見返してくれる。これが
津軽の扇ねぷたの流儀だ。絵師は勿論正面の武者絵に渾身を傾けるが、見送り絵
にも細心の絵筆を振るうのだ。武者絵で感動しても見送り絵が貧相なら興覚めだ。

規定:弘前ねぷた保存基準では「見送り絵」は次の様に規定されている。
   ①位置・・・ねぷた本体裏面中央部
   ②内容・・・鏡絵や袖絵との関連等にも留意して描き、額縁内貼
   ③表現・・・美人画等で「静」を表現 

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みそ汁の湯 (まるみや旅館)

2018年10月05日 |  ♨とうほく忘れじ.

  廃業速報:まるみや旅館 ( 東北で最もお気に入りの源泉宿 ) 
  映像:渋淡味噌汁の様な湯色『みそ汁』と呼ぶ事にした

  (2014年11月の記録)
  鳴子温泉郷の東鳴子温泉は秘湯ファンには欠かせない湯の里
  その中でも好きな一湯がこれだ。昨年この湯宿の女将が他界
  今回はお悔みに立寄った。悲しいほど素敵な湯情に佇むのみ。

  【Data】重曹泉 49.7℃ PH6.8 まるみや1、2号泉混合
  記録2018年6月 自己破産申告にて廃業となる。残念至極

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黒石ねぷた祭り(黒石市)

2018年10月04日 |  💑 青い森の祭り.

映像:市街を練り歩く黒石ねぷたの正面。夕闇に巨大絵燈篭の列が揺らぐ(2018.8.2

2018年夏。「 黒石ねぷた祭り」を初観戦。青森の盛大さでも、弘前の優美さでも
五所川原の仰天さでもない、古い津軽の伝統が息づいている。これは周辺の平川市
や大鰐町、田舎館村など南津軽に通じるもの。地域・住民が主体の「ねぷた祭り」。

解説津軽地方に伝承される「ねぷた祭り」の原型が垣間見える。ねぷたを曳くの
   は地域の大人・こども。囃子もそうである。そしてゆらり巨大絵燈篭が街を
   練り歩く。2018年黒石ねぷた扇ねぷた49台、人形ねぷた3台が出陣した。

規定:弘前ねぷた保存基準では正面の「鏡絵」は次の様に規定されている。
   ①鏡絵・・・中国の三国志や水滸伝、あるいは日本の武将や説話の
        奮戦図・人情
等を鏡絵の基本とし、骨組に外貼
とす
   ②表現・・・武者絵等の躍動感溢れる絵柄で「動」を表現


団体弘前ねぷたは市内の町内会がねぷたを出す。青森ねぶたは主に企業がス
   ポンサーとなってねぶた製作・出陣し、製作費も1,000万とも云われる程高額
   になってきて形式化されている。五所川原立佞武多は核となる巨大佞武多は
   行政絡みで毎年一台を製作し、毎年一台廃棄で常時三台で運行する形態だ。

参照:①弘前ねぷたまつり   ②青森ねぶた祭り   ③五所川原立佞武多 

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散り椿(東映:TOHOシネマズ)

2018年10月02日 |  ✒名画名曲 鑑賞

 ≪  鑑賞速報散り椿(岡田潤一主演・葉室原作・東映制作)2018.9.29 ≫

久し振りのシネマ鑑賞。日曜日の昼、いつもの劇場のシートにリラックスして鑑賞。感想
はやはり岡田准一の演技力だけが目立つ傾向にあるような気がした。原作者の意図は殺陣
の見事さよりは武士社会の理不尽に翻弄されながらも抗う男女の心の機微だったのでは・・・。

出演:岡田准一、黒木華、西島秀俊、緒方直人、石橋蓮司、奥田瑛士、富司純子・・・・・・他
所感:監督は名画「八甲田山」を撮影した木村大作。しかし撮影が超一流だとしても、監督
   も超一流とは限らない。映像と演技とストーリーが編み出すスクリーンの感動は?
   この総合力では、最近では映画「柘榴坂の仇討」以来筆者はいまだ出遭っていない。

思い:近年、黒木華という女優が気になっている。そんな華やかな女優ではないが瓜実型
   の古風な顔立ちから放つ「和」の女の印象が拭えない。秘められた芯の強さと滲み
   出る優しさ。平成も去りつつある今、この様な古風な演技が光る女優は少なくなる。

記録:直木賞作家葉室麟の代表作「蜩の記」の映画作品では岡田准一が最優秀助演男優賞
   を受賞した。また、黒木華はNHK大河「西郷どん」でも西郷の妻役を好演している。

参照:① 柘榴坂の仇討(松竹:TOHOシネマズ)   ② 蜩の記(東宝:TOHOシネマズ)
   
      ③ 岡田潤一主演映画「永遠のゼロ」     
椿の花(自宅庭2018 春)

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小林一茶 (牧歌田園俳人) 探査紀行

2018年10月01日 | 📀芸術・文学・絵画DB.

平成調査結果:研究&調査&執筆 小林一茶(牧歌田園俳人)2005.6~2018.10 ≫

温泉地で最初に遭遇意識したのが草津温泉での句碑であった。以来、温泉地などで
観察したのが平成の時代で以下の通りである。一茶の句は一貫して自然(動植物)に
対する深い慈愛表現であった。信州・上州の温泉地遭遇の句碑に一茶の句風を体感。
                   (下記アンダーラインをクリックすると本ブログの訪問記録参照可)

湯けむりに ふすぼりもせぬ 月の貌(かお)・・・・・ (群馬県草津町草津温泉)
春風に 猿もおや子の 湯治哉・・・・・・・・・・・・・・・・・(長野県高山村山田温泉)
梅が香よ 湯の香よさては 三日の月・・・・・・・・・・・・・(長野県高山村奥山田)
今年米 親という字越 おがみ家リ・・・・・・・・・・・・・・・(長野県高山村蕨温泉)
九輪草(くりんそう) 四五りん草で 仕廻(しまい)けり・(長野県信濃町一茶記念館)
(これ)がまあ ついの栖(すみか) 雪五尺 ・・・・・・ (長野県信濃町俳諧寺)
初夢に 故郷を見て 涙か な ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(長野県信濃町俳諧寺)
おらが世や そこらの草も   餅になる・・・・・・・・・・・・・(長野県信濃町俳諧寺)
やせ蛙 まけるな一茶 是にあり  ・・・・・・・・・・・・・・(長野県信濃町土蔵寓居)

所感:寒村の出身でありながら江戸で丁稚奉公後、俳諧師として大成した一茶。
   しかし、苦労人小林一茶の作風は奢ることのない人間味あふれるものだ。
   生物(小動植物)や童、世相(境遇・生活・社会)等を詠んだ珠玉の作品を多数作句。

温泉:筆者のテーマである「温泉観光」関連では下記のような俳句を捻っている。

     ゆけむりに ふすぼりもせぬ 月の貌』
                 『夕立の   裸湯うめて   通りけり』
     『梅が香よ 湯の香よ さては三日の月』
                 『春風に  猿もおや子の 湯治かな』
     『坐敷から にとび入るや はつ時雨』
                 『雪ちるや わき捨てある 湯のけぶり
     『子ども等が 雪喰ひながら 湯治かな
                  『山吹や 出湯のけぶり に馴れて咲』
     『雪ちるや わき捨てある 湯のけぶり
                  『湯けぶりや 草のはづれの 春の雨』
     『寝ころんで 蝶泊らせる 外湯かな』  ・・・

   五・七・五の世界は温泉の湯気をも芸術に昇華する。温泉天国信州ならでは。
  KEY:信濃国柏原出身、俳諧師(行脚生計)、54初婚、64再再婚、65歳没(中風)

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寝そべり猫 (山田温泉 青森県 鶴田町)

2018年10月01日 |  ♨温泉地の犬・猫

Mémoire(メモワール)温泉猫 :寝そべり猫(青森県鶴田町 山田温泉)2006.7.23

2006年7月23日に山田温泉に宿泊した。その時に玄関口で寝そべり出迎えの猫。
未だ子猫なので反射的恐怖がないと見えて悠々と見慣れない人間を見返している。
映像は筆者が未だ温泉地の景観カテゴリー化していない時の物、今回分類呈示。

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