蔦温泉の内湯『泉響の湯』に入る。日本の名湯に相応しい。ややうすぐらい湯室は気持ち
を落ち着かせ、瞑想の世界に誘う。そして、静かに湯船から湧き上る芒硝泉に身を任せる。
湯あがりに何気に見つけた大町桂月の歌碑。不覚だ。何度も利用しながら気づかなかった。
碑文:『ここちよさ 何にたとえん
湯の滝に肩をうたせて 冬の月見る』
考察:蔦温泉の特徴は湯船の底から湧き上る源泉にある。しかし、この桂月の歌は湯情あ
ふれる名歌ながら、打たせ湯を述べている。周辺には打たせ湯の谷地、酢ケ湯があ
り恐らくこのどちらかでの歌であろうか?。でも、蔦温泉にあっても違和感はない。
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