鉛温泉〈藤三旅館)には3つの温泉がある。一つは『白猿の湯』〈混浴)、2つは
桂の湯、3つはこの河鹿の湯。河鹿の湯は白猿の湯に近い成分で、川沿いに浴室が
男女別にある。「白猿の湯」は人気なので、この湯に入ってノンビリ川面を眺める。
【Data】単純温泉 50.4℃ PH8.5 源泉:河鹿の湯&下の湯混合
後日:河鹿の湯は閉鎖されたそうである。湯治部にあったお気に入りの湯だった。
影像:入浴中のご老人がモデルを快諾この方1m75cmの身長この湯壷の深さが判る。
天下の奇湯、名湯とは正にこの温泉の事だろう。高い天井の広い浴室、やや楕円の湯壷、
深さは約1m25cm。立って入る湯だ!お子さんだと溺れるだろう。もちろん泥酔体調
不良の方、老人の一人入浴は避けたい。正月入浴客も少なくこの不思議な湯壷を楽しむ。
【Data】 単純温泉 39℃ pH7.8 源泉:白猿の湯(河鹿の湯、下の湯を混合)
参考:本物の名湯ベスト100-72 花巻南温泉郷(講談社現代新書:石川理夫)
学術:日本温泉地域文化資産NO.27 伝統的旅館建築と泉源立ち湯(日本温泉地域学会編)
舞台:作家田宮虎彦が一カ月逗留し、小説「銀心中」の執筆・舞台となった。